※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
ロシア・レスリング協会のホームページなどは、国際レスリング連盟(FILA)は5月17日、モスクワで臨時理事会を開催し、翌日の臨時総会で行われる会長選挙に、ネナド・ラロビッチ会長代行の就任がほぼ決まったことを報じた。試合時間や新しい階級などについても論議し、総会にはかる案を決めた。
会長選挙は、2月のFILA理事会で退陣に追いやられたラファエル・マルティニティー前会長の立候補もうわさされたが、立候補しないことになり、ラロビッチ・会長代行のみの立候補へ。事実上の会長就任が決まった。
試合時間は、現行の2分×3ピリオド制を廃止し、以前行われていた3分×2ピリオドのトータルポイントに変更。0-0で終わった時のボールピックアップ廃止する。階級を3スタイル各6階級に変更する案は、2020年オリンピックへ向けての実施とし、2016年リオデジャネイロ大会では現行の階級のままにするもよう。
その他、来年9月の総会で女性副会長を誕生させることや、プロボクシングや総合格闘技にならって計量を公開とするなど多くの案が総会に提出され、審議される。