※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
今月16日にインド・ニューデリーで行われたアジア連盟の総会で、理事に選出された塚本裕昭氏(右写真)が同連盟の副会長に就任したことが分かった。
総会は加盟36ヶ国のうち23ヶ国が出席。7人の理事のうち女性枠1を除いた6人の理事を選ぶ選挙が行われ、これまで会長を務めていた金昌圭氏(韓国)が23票でトップ当選。ラージ・シン氏(インド)が22票で続き、塚本氏が19票で3位当選を果たした。4位は ドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(モンゴル=元横綱朝青龍)で、他にアブドラ・マジェフレブ(イエメン)とバングサン・スチャンタブトル(タイ)の候補が選ばれた。
女性枠は立候補がなかったため、6人の新理事の話し合いによって決まり、カザフスタンのエルミラ・タシモバ氏が選ばれた。
アジア・レスリング連盟のメンバー
塚本副会長は「下田先生(正二郎=前理事)がやってきたことを引き継ぎたい。大会では責任者をアシストし、ライセンスの管理や大会レポートの作成などで尽力したい。インターネットなどを通じ、選手たちの声が吸収できるシステムをつくりたい」と抱負を述べた。
また、日本、中国、モンゴル以外では今ひとつの女子の普及にも力を入れたいそうで、「コーチクリニックなどを実施し、アジアから世界のチャンピオンをもっと出せるようにしたい」と話した。