2026.04.28NEW

【2026年JOC杯・特集】圧勝での優勝も、内容は「アラシ先輩には届かない」…U20男子フリースタイル97kg級・リボウィッツ和青(日大)

お知らせ
インスタグラム「PINFALL JAPAN」__kotograph__に、試合写真・動画等が掲載されています。

 

 昨年のこの大会のほか、高校のタイトルを総なめにして日大へ進学したリボウィッツ和青(東京・自由ヶ丘高~日大)が、U20男子フリースタイル97kg級で3試合に快勝。2年連続優勝を達成し、幸先いい大学生活のスタートを切った。

▲決勝も1分9秒でテクニカルスペリオリティ勝ち。圧倒的な強さを見せたリボウィッツ和青(日大)

 3試合で要した時間は3分41秒(平均1分14秒)、総スコアは33-0と、数字の上では文句なしの優勝。しかし、リボウィッツ和青の口から最初に出てきた言葉は「今まで練習してきたことが、あまり出せず、減量もきつく、納得のいく内容ではなかった」だった。

 不満の具体的な内容を聞くと、片脚タックルの処理、差しからの展開、組み手からの片脚のタイミング、タックルの入り方…と、次々と反省点が出てきて、「今回は本当にダメでした」と続けた。納得のいかない内容だったようだ。

 それでも、決勝では豪快なバック投げがさく裂。日体大に単身でグレコローマン特訓に行った成果を出したことも確か。それを指摘されると、「それはあると思いますけど」と、少し笑みがこぼれたが、「今日の感じでは、(吉田)アラシ先輩には、まだ届かない、と思いました」と話し、高いレベルを目標にしていることを強調した。

▲「アラシ先輩には、まだ届かない」とばかりに笑顔のない優勝

アジア王者・吉田アラシ(三恵海運)に「積極的に挑む!」

 吉田アラシ(三恵海運)のアジア選手権優勝を、「アラシ先輩が世界で一番強いことを証明してくれた」と解釈。吉田の主な練習場は日大なので、これまで以上に頻繁に練習することになる。「そういう選手が目の前にいると、やる気が出てきます。絶対に勝ってやる、という気持ちが強くなります」と言う。

 この大会の前は、吉田がアジア選手権出場で不在にし、自身の負傷もあってスパーリングをやる機会はなかったようだが、今後は「自分からガンガン行きたい。牽制し合って闘わない、ではダメ。闘うことで強くなれる。2人で強くなりたい」と、積極的に挑むことを宣言した。

▲豪快なバック投げも披露。グレコローマンの技術も身につけている

 打倒・吉田の目標とは別に、この優勝でU20世界選手権に2年連続出場できることが決まった。優勝以外眼中になかった昨年は、3回戦でインド選手に8-0とリードしていながら、酸欠状態に陥って途中棄権という不本意な結果へ。その屈辱は今の脳裏に残っており、「今年は絶対に優勝。減量もちゃんとして、ベストコンディションで臨みたい」と話す。

 日大のリーグ戦の覇権奪還の戦力としても期待されている。実り多い大学生活が始まった。