2026年欧州選手権で13度目の優勝を達成した男子グレコローマン130kg級のリザ・カヤルプ(トルコ)だが、昨年の世界選手権3位のパベル・フリンチュク(UWW=ベラルーシ)との準決勝で、パンチに近い打撃攻撃を受けるラフファイトに見舞われた。
試合は、お互いに相手の体勢を崩すため頭を引き落とすような闘いとなり、いったんはレフェリーが試合を止めて注意。このあと、カヤルプの再度の頭への崩し攻撃に対し、フリンチュクが総合格闘技で見られるような掌底(しょうてい=手のひらの手首に近い肉厚の部分)を使った“打撃技”で攻撃。カヤルプがダウンした。

▲レスリングでは禁止されている打撃技が飛び出た一戦=UWWネット中継より
審判団の協議の結果、フリンチュクの反則が取られ、カヤルプの手が上がった。フリンチュクは3位決定戦への出場を剥奪されるところだったが、ベラルーシ陣営は「相手が先に挑発行為を行った」として異議申し立て。翌日の3位決定戦への出場が認められているので、重大な反則との解釈ではなかったもよう(ただし、最新の記録では「失格」となっており、今後、判定が変更される可能性がある)。
このシーンが米国のレスリング・サイト「Flo Wrestling」のインスタグラムで流されると、「先に仕掛けたのはカヤルプではないのか」「こうしたことがあっても、感情を押さえたカヤルプは偉い」などの書き込みが寄せられた。
さて、あなたの判断は?(下のインスタでは、フリンチュクがパンチを放っているようにも見えるが、UWW中継の動画=4分45秒~=では、グーパンチではなく、掌底での攻撃であることが分かる)
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《UWW動画》=有料
https://uww.org/brightcove_video/53222