2013.04.27

韓国の韓明愚副会長がFILAマルティニティー前会長を強烈に批判

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 1988年ソウル五輪金メダリストで、韓国レスリング協会の韓明愚副会長は、韓国の「中央日報」で「レスリングをつぶしたのはラファエル・マルティニティー会長だ」と、前会長の“独裁政権”を強烈に批判。「レスリングは目を覚ましてもう一度発展を模索しなければならない時期だ」と話した。

 韓明愚副会長は、マルティニティー前会長が自身の親族をFILA本部の職員に採用するなどFILAを私物化し、在任中に何度も変えたルール変更でレスリングの面白みがなくなったと主張。「規則を何度も変えたのは力を誇示するためだった。レスリングの発展ではなく、自分の発展ばかり考えていた」と主張した。

 マルティニティー前会長が5月18日のFILA臨時総会で会長選に出馬するという情報を得ているそうだが、「私が韓国代表として選挙に参加する。多くの加盟国が新しい人物を選出することに同意している」と話し、「レスリングがオリンピックで除外されることはないと確信している」と話した。

 同副会長は現役時代、国士舘大の練習に頻繁に参加して実力をつけ、地元の五輪で金メダルを獲得した。