2026.04.02NEW

【2026年全国高校選抜大会・特集】プロレス流の選手紹介を実施…個人対抗戦・決勝

 昨年の東日本学生リーグ戦や全日本大学グレコローマン選手権では、決勝に際してプロのアナウンサーが選手をコール。選手と応援者・観客の気持ちの高揚を目指す大会が多くなっているが、2026年風間杯全国高校選抜大会でも、個人対抗戦の決勝戦で「赤コーナー、……」といったプロレス・プロ格闘技の選手紹介を模倣したアナウンスで会場を盛り上げた。

 決勝戦の当日、急きょ決まったそうで、指名されたのが長井保幸・全国高体連レスリング専門部副理事長と愛知・名古屋工高の下里勝部長。ともに熱狂的なプロレスファンで、長井保幸副部長は社会人プロレスのリングで闘ったこともある。

▲長井保幸・全国高体連レスリング専門部副理事長

▲愛知・名古屋工・下里勝部長

 アントニオ猪木さんの闘魂で人生を支えられたという下里部長(関連記事)は「急に大役を仰せつかりまして…」と苦笑い。尊敬する大学の先輩、専門部の原喜彦・副部長からの指名であるほか、「いつ、だれの挑戦でも受ける」が猪木イズムの神髄。断るわけにはいかない。「猪木さんの精神で挑みました。まあ、気持ちよかったですね」と振り返った。

 原副部長は「いろんな盛り上げがありますが、男子高校選手は、やはりプロレス・プロ格闘技流でしょう。プロレス流でやるには、プロレスが好きな人でなければ、うまくできないと思いました」と、2人に白羽の矢を立てた理由を説明する。

 時間があれば、動画をビジョンに流すなどの演出もしたいそうだが、最終日は遠隔地に帰らなけらばならないチームもあって時間の制約がある。そのあたりが今後の課題となりそう。だが、選手と観客をマットに引き込み、つなぎとめるための改革を考えており、専門部のメジャー化への取り組みが待たれる。

▲閉会式であいさつする専門部の原喜彦副部長。次の改革が待たれる