2026.03.31NEW

【2026年全国高校選抜大会・特集】「夏は絶対に2連覇を達成します」…巻き返しを目指す自由ヶ丘学園・田野倉翔太監督

 2026年風間杯全国高校選抜大会。前評判の高かった昨年のインターハイ王者、自由ヶ丘学園(東京)は、京都八幡(京都)との決勝で「あと1勝」と迫りながら、最後の2試合を連敗。新チームになってからの優勝はお預けとなった。

 田野倉翔太監督は「最近は、どこも強いでしょ。一強、という時代ではない。一戦、一戦、必死です。決勝まで行けたことが、うれしかったですよ」と、本心かどうかは分からないが、最後まで闘えたことにある程度の満足感。

 京都八幡は、昨年から台頭していた鸙野大河(65kg級)と小西寿(80kg級)が評判通りの強さを見せ、最重量級に意外な選手(ハイドル・アリ・モルタザ)がいた。「総合力を感じました」とのことで、その強さを称えた。

▲夏春の連覇はならなかったが、夏の2連覇を目指す自由ヶ丘学園の田野倉翔太監督

準々決勝以上の7試合で5試合が4-3、戦国時代がやってきた

 準決勝の大体大浪商(大阪)戦も、55kg級と60kg級のどちらかを落としていたらチームとしては負けたわけで、歯車がひとつ間違えばそこで終わりの可能性もあった。その大体大浪商も、準々決勝の鳥栖工(佐賀)戦は大接戦で、「どちらかが勝ち上がってくるか、まったく読めなかった」(田野倉監督)という状況。

 準々決勝以上の7試合のうち5試合、準決勝以上の3試合すべてが4-3のスコアという結果からして、今年の高校レスリング界は“戦国時代”の雰囲気。決勝まで行けたことに、ある程度の評価を下したのは本心かもしれない。

▲決勝の60kg級で薬野 柑太が勝ち、優勝へ向けて順調に進んでいたが…

 インターハイでは、その中を勝ち抜いて2連覇を目指すのは言うまでもない。この大会の決勝では鸙野と小西に負けたが、齊藤巧将、永田裕生という2024年の中学王者に期待がかかるほか、昨年の57・62kg級中学二冠王者の久保颯大(東京・グロリア)、48kg級中学王者のガレダギ愛千(東京・IWC)が加入し、層が厚くなる。

 上級生が強いので、学校対抗戦では新人の出番がない可能性もあるが、同監督は「切磋琢磨してもらいます」と、強豪新人の加入によって全体のレベルアップを期待する。「夏は、絶対に2連覇を達成します」と力強く話した。