※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(4月21日、インド・ニューデリー)
■女子59kg級金メダル・隈部千尋(環太平洋大)「正面タックルと足技が結構決まりました。1回戦は相手の力が強く、一番きつくてしんどかった。2回戦の韓国は思ったより強くなかった。でもフォールできるところをできなかったり、最後まで詰めが甘かった。
決勝のモンゴル選手は、前からその選手のビデオを見ていて、腕取りしてくると分かってたので、組み手には気をつけていたんですけど、投げにかかってしまった。最後は正面タックルで取れ、優勝できたのでよかったと思います。
アジア選手権に出させてもらえただけでも感謝でしたが、出るからには絶対メダルを持って帰らないと駄目だと思っていたので、金メダルを持って帰れてうれしいです」
■女子72kg級金メダル・鈴木博恵(クリナップ)「最初の2試合は相手がガツガツきていて、頭がよく当たって、ちょっとそれに引いてしまいました。相手の動きを見てから自分が動こうと思って、受け身だったので反省点です。取るべきところで点が取れたのはよかった。
決勝戦はワールドカップで対戦して負けた相手。何してくるか分かっていたんですけど、そこでも相手の動きに付き合ってしまった。コーションの1ポイントは取られまでんせいたが、印象は悪かったと思います。第3ピリオドは自分からタックルに入って、最後取れたのでよかったです。
ヘッドアップをずっと言われていて、自分は身長が低いので、そういうところを練習して直していきたいと思います」
■女子63kg級銀メダル・伊藤友莉香(自衛隊)「全体を通じてポイントを簡単に与えてしまうところが多く、粘りがなかったかなと思います。私のレスリングは攻めが持ち味なんですけど、決勝もむやみやたらに入ってしまって、たぶん相手にバレバレの取れないタックルを何回もいってしまった。そういうところで取れるタックルをこれからもっと練習していかないといけないと思いました。
63kg級に上げて、全日本でも勝てていないんですけど、こうやって国際大会に出させてもらい、チャンスをもらっているので、まず次の全日本選抜選手権で勝って、全日本選手権でも勝って、日本の1位として代表に選ばれ、また国際大会で成績を残せるよう、これからも頑張っていきたいと思います」