3月1日に三恵海運株式会社に入社した男子フリースタイル97kg級世界3位の吉田アラシが3月11日、髙田肇相談役、兄・吉田ケイワンら同社社員・選手とともに本社がある兵庫・神戸市の大海神社へ参拝。来月に迫ったアジア選手権(6~12日、キルギス)での2年連続優勝と、その後の健闘を誓った。
アジア選手権には、男子フリースタイル61kg級の長谷川敏裕、同86kg級の髙橋夢大の同社所属選手も出場予定。吉田が通っていた日大の先輩でもある日本協会・富山英明会長も姿を見せ、出場選手の飛躍と協会を支える協賛企業の発展を期待した
吉田は先月のうちに入社の手続きを終え、正式入社のあと初めての本社訪問。社員そろっての歓迎と激励を受けた。「(全社をあげての)これだけ大がかりな歓迎をしてくれる会社は、そうないのではないかと思います。ありがたいし、気持ちも新たになり、いい一歩を踏み出せそうです」と話す。
この階級は、米国(カイル・スナイダー)とロシア(アブデュラシド・サデュラエフ)が強いが、アジアでも2024年パリ・オリンピック王者のアフメド・タジュディノフ(バーレーン)、同3位で昨年の世界選手権2位のアミラリ・アザルピラ(イラン)ら強豪ぞろい。昨年の覇者である吉田といえども楽な闘いとはならない。
タジュディノフとは、昨年の大会を含めて闘ったことがないので、「ぜひ出てきてほしい。オリンピック・チャンピオンの力やスタイルを感じてみたい。まだオリンピックの前年なので(勝敗より)経験を積んで、これからに役立てたい」と話した。
イスラエルと米国からの攻撃によってイランからの参加が不透明だが、現段階で入っている情報によると、トルクメニスタンとウズベキスタンを通る約3,000kmの陸路を使ってでもキルギスへ向かうとのこと。
吉田はこのあと、16日から21日の全日本合宿に参加して追い込み練習をこなし、そのあとは日大で練習して4月7日にキルギスへ向かう。
大海神社は、海運守護の神、猿田彦命をまつる海上安全の神社で、海運関係の企業に深く信仰されている。三恵海運は、パリ・オリンピックで当時所属の2選手が優勝するなどの“ご加護”を受けており、2028年ロサンゼルス・オリンピックでもチャンピオン輩出を目指している。