2026.03.09NEW

坂本由宇(マッケンドリー大)が117ポンド(53.1kg)級で優勝、日本人30年ぶりの快挙…2026年全米大学(NCAA)女子選手権

 今年スタートの全米大学(NCAA)女子選手権最終日は3月7日、アイオワ州コーラルビルで各階級の準決勝と決勝が行われ、117ポンド(53.1kg)級を勝ち抜いていた坂本由宇(マッケンドリー大)が2試合を勝ち抜き、初代チャンピオンに名を連ねた。

 日本選手がNCAAチャンピオンに輝いたのは、1996年大会の阿部三子郎(ペンシルベニア州立大=東京・京北高卒)以来30年ぶりで、のべ8人目(関連記事)。

 マッケドリー大は3選手が優勝し、大学対抗得点で171点をマーク。166点のアイオワ大を破って団体の初代チャンピオンに輝いた。第8試合に出場した坂本の勝利によって、得点計算のうえで同大学の優勝が決定。坂本にとっては三重の喜びとなる優勝だった。

▲記念すべき第1回大会を制した10人のチャンピオン。前列中央が坂本由宇(マッケンドリー大)=USAレスリング協会ホームページより

 坂本は準決勝で昨年のU23世界選手権代表のブライアンナ・ゴンザレス(アイオワ大)に17-10のポイント勝ち。決勝は、高校時代にテキサス州チャンピオンに3度輝いたライリー・レイヨーム(ノースセントラル大)と対戦。1点を争う接戦となり、坂本が2-1とリードして終了間際に激しく体が入れ替わる展開へ。

 坂本が2点を取り、4-1となって試合が終わったが、相手陣営がチャレンジ。ビデオチェックの結果、相手に2点が入ったものの、坂本の2点も認められ、4-3で坂本が勝った。この時点でアイオワ大は166点で全選手の試合が終了しており、坂本のポイントを加えたマッケドリー大が167点となって優勝を決め、最終的に171点に伸ばした。

 同選手は東京・AACCからJOCエリートアカデミーへ進み、2018年U15アジア選手権優勝など。神奈川大へ進み、2022年U20アジア選手権優勝などの成績を残したあと、米国レスリング界へ挑戦。2024年U23世界選手権優勝など国際舞台でも実力を発揮していた。

 160ポンド(72.6kg)級は、2024年パリ・オリンピック76kg級2位のケネディ・ブレーズ(アイオワ大)が制した。


2026年NCAA女子選手権

 【117ポンド級】坂本由宇(マッケンドリー大)  優勝=18選手出場《ブラケット》 
決 勝 ○[4-3]Riley Rayome(ノースセントラル大)
準決勝 ○[17-10]●Brianna Gonzalez(アイオワ大)

《以下、前日に実施》 
2回戦  ○[11-7]Maddie Ripley(ウェスタン・ニューイングランド大)
1回戦  ○[Tフォール、4:28=13-2]Jenna Anderson(プレスビテリアン大)