米国のメディアは、2024年パリ・オリンピック男子フリースタイル86kg級銅メダルのアーロン・ブルックス(米国)が、ドーピング違反によって2年間の出場停止処分を受けたことを報じた。昨年6月13日に暫定出場停止処分がスタートしたので、処分は2027年6月12日まで。同年の世界選手権・国内予選には参加できないが、翌年のロサンゼルス・オリンピックの予選には間に合う。
ブルックスは昨年4月、両肺肺炎の治療を受け、睡眠時無呼吸症候群の可能性があったので、その症状を軽減する効果を期待して服用した市販のサプリメントに禁止薬物が入っていた。抜き打ち検査で陽性と判断され、米国アンチ・ドーピング機構(USADA)は当初、4年間の出場停止処分を科す予定だった。故意ではないと判断し、処分は2年間に短縮された。
同選手はペンシルベニア州立大時代の2021~2024年に全米大学(NCAA)選手権4度優勝の実績を持ち、パリ・オリンピック予選で前年の世界王者デービッド・テーラーを退けて米国代表へ。パリでは石黒隼士(自衛隊)を破るなどして銅メダルを獲得した。
「スポーツ・イラストレーテッド」誌に、「次の世代、これから登場する世代の皆さん、体に何を入れるか常に意識してください。無知は選手生命を奪います。近所のスーパーで見かける無害と思われるものでさえ、後々、大きな問題を引き起こす可能性があります」とコメントし、自身は「すぐに戻ってきます」と、再起を宣言した。