2026.02.06NEW

一部の夏季オリンピック競技の冬季移行の議論が本格化…国際オリンピック委員会(IOC)

 共同通信ほか世界の主要メディアは、冬季オリンピックが開催されるイタリア・ミラノでの国際オリンピック委員会(IOC)の総会で、早ければ2030年にフランスで行われる冬季オリンピックで、夏季オリンピックのの一部の競技の移行を検討していることを報じた。

 夏季大会の肥大化抑制が狙いで、作業部会の責任者は「(夏冬の)競技種目数の均衡や持続可能性を確保する責任がある」と説明。渡辺守成IOC委員は「選手とスポーツのために考えれば(移行は)理にかなった改革」と支持を表明したという。IOCは、今年6月に2030年冬季大会の実施競技を決める見込み

 2028年ロサンゼルス・オリンピックは、追加競技を含めて史上最多の36競技が行われ、参加選手数もアジェンダ2020で決めた「1万500人」を上回る「1万2,000人」の予定。一方、2032年ブリスベン大会は財政不安のため競技数が大幅に絞り込まれる予定。一部が冬季大会へ回される可能性は十分に考えられる。

 移行の対象として挙げられているのは、マラソンのような猛暑の中ではふさわしくない種目や室内競技で、レスリングも候補のひとつ。6月のIOCの決定が気になる状況となった。

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