ブルガリア・レスリング連盟のウェブサイトは12月19日、男子フリースタイル65kg級で2023年世界選手権3位となり、パリ・オリンピック代表の資格を持っていたシャミル・マメドフ(AIN=ロシア)が、今年1月にブルガリア国籍を取得し、連盟もブルガリア代表として国際大会に出場することを認めたことを報じた。24歳という年齢からして、同階級で再台頭してくる可能性がある。
同選手は2021年世界ジュニア(現U20)選手権65kg級で優勝し、2023年世界選手権で3位へ。中立選手としてパリ・オリンピックの出場資格を得た。その後、国際オリンピック委員会(IOC)が、ロシアのウクライナへの侵攻を支持する選手や、軍・治安当局の所属選手など多くのロシア選手の出場を認めない中、出場が認められた。
ロシア・レスリング連盟はIOCの姿勢に反発し、多くの選手が出場を取りやめたが、同選手は出場の意思を示した。最終的には断念。理由は「古傷の再発」だったが、故郷のダゲスタン共和国レスリング協会は「圧力を受けたとの声もある」と懐疑的で、その後、AIN代表として国際大会での出場はなかった。
ブルガリア連盟では、マメドフのレスリングでの国籍変更について、11人の理事のうち5人が賛成、3人が反対、3人が棄権だったいう。「外国人選手を受け入れるのではなく、自国で選手を育成すべきだという立場を守ります」と主張していたスタンカ・ズラテバ会長は棄権した。