※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
3月末にグルジア・トビリシで行われた欧州選手権で、ルールの確認が行われた。今月27~28日のJOCジュニアオリンピックカップ(神奈川・横浜文化体育館)から、下記のルールを適用する。(pdfファイル)
2013レスリング・ルールの確認について
グルジアクリニックより
審判委員会
グルジアのヨーロッパ選手権大会において下記のようなルールの確認が行われた。
要点 基本的にルール変更はせず、ルールの再確認を行う。
フリースタイルのボールチョイス・グレコローマンスタイルのパーテレポジションに
対する問題点があげられ、0-0の試合に対する対応方法が提起され、禁止行為・反則行為に対する罰則が厳しくなった。
1、 フリースタイル・グレコローマンについて、以下の行為はコーションの対象とする。
・指をつかむ行為
・手首をつかむ行為
・胸に頭をつける(頭を下げる)
・頭でブロックする。
・ツーオンワンで固定し攻撃しない。
・押すだけの行為。(シミュレーション)
以上のような、禁止行為・反則行為(ルールブック第9章参照)を行った選手に対し審判は以下の指導を行う。
1回目 発声注意
2回目 試合を止め注意
3回目 ○+1が成立 (MCの同意が必要)
・場外に故意につきだした場合はノーポイントで出した選手に注意が与えられ
再度出したら、○+1の指導が成立する。
・場外逃避・技術回避については即 ○+1が成立する。
2、 グレコローマンスタイルについて
*基本的に胸と胸をあわせて試合することが基本である。
以下のような行為はシミュレーションと判断されコーションの対象となる。
・ 肘でブロックする。(オープンしない)
・ 片差しで、攻めない行為
・リフトとしてセンターから場外に投げノーポイントの場合は○+1となる。
*禁止事項について(ルールブック 第9章 参考)
・髪の毛をひっぱる。耳を掴む。性器を掴む。皮膚をつねる。噛む。指を捻る。
相手を棄権させる目的で痛めつける行為。
・蹴る・頭突き・首を絞める。故意に押す。相手の生命の危機を誘発する行為。
関節等に損傷が起こる行為。相手の足を踏む行為。眉毛から口の間を触る行為。
・相手の腹部(みぞおち・胃等)に肘や膝で衝撃を加える行為。身体・腕・脚等を
捻る行為。相手のシングレットをつかむ行為。
・マットにしがみつく行為。マットをつかむ行為。
・相手の靴底をつかむ行為(ヒール部分は許される。
・両レスラーの合意で試合する行為。