12月18日(木)~21日(日)に東京・駒沢体育館で行われる2025年天皇杯全日本選手権のエントリー選手(出場候補者=すべての手続き完了をもって確定)が発表され、女子119選手、男子フリースタイル165選手、男子グレコローマン152選手の合計436選手(のべ人数)が2025年の日本一を争う(クリック=エントリー選手)。駒沢体育館での開催は2022年大会以来、3年ぶり。
女子は、出場階級が注目されていた2024年パリ・オリンピック50kg級の須﨑優衣(キッツ)が50kg級でエントリー。同53kg級優勝の藤波朱理(日体大)は、明らかにしていた通り57kg級で日本一を目指す。53kg級に2021年東京オリンピック金メダルの志土地真優(ジェイテクト)が出場する。
59kg級で今年の世界選手権を制した尾西桜(日体大)は62kg級にエントリー。同級には6月の明治杯全日本選抜選手権に続いて元木咲良(育英大助手=パリ・オリンピック優勝)と尾﨑野乃香(慶大=パリ・オリンピック68kg級3位)がエントリーし、2人のオリンピック代表、3人の世界一経験者がそろった。
59kg級には2021年東京オリンピック62kg級優勝の恒村友香子(サントリー)が出場する。
65kg級世界チャンピオンの森川美和(ALSOK)は階級を上げて68kg級にエントリー。今年の世界チャンピオンの石井亜海(クリナップ)、72kg級で世界一の経験がある古市雅子(自衛隊)も名を連ね、この階級も世界一経験者が3人そろう。76kg級でパリ・オリンピッ優勝の鏡優翔(サントリー)がエントリーし、約1年4ヶ月ぶりに実戦復帰を果たす。
男子フリースタイルでは、昨年の61kg級世界チャンピオンの小野正之助(NLWC=ニタニ―ライオンレスリングクラブ)が57kg級にエントリー。今年の61kg級アジア選手権優勝の須田宝(山梨学院大)は65kg級に上げた。
今年の世界選手権65kg級銀メダルの清岡幸大郎(カクシングループ=パリ・オリンピック優勝)、86kg級銀メダルの石黒隼士(自衛隊)、97kg級銅メダルの吉田アラシ(日大)はいずれも同階級に出場する。
70kg級で世界選手権を制した青柳善の輔(クリナップ)が階級を上げて74kg級にエントリーし、同級世界チャンピオンの髙橋海大(日体大)と2人の世界王者が顔をそろえた。
男子グレコローマンでは、パリ・オリンピック60kg級金メダルの文田健一郎(ミキハウス)が63kg級にエントリー。オリンピック以来、約1年4ヶ月ぶりの実戦復帰。
世界選手権77kg級銀メダルの日下尚(マルハン北日本=パリ・オリンピック優勝)は同級に出場する一方、同82kg級銅メダルの吉田泰造(日体大)は87kg級にエントリーした。
各日の実施階級は下記の通り(試合開始=午前9時30分)。12月17日(水)に全階級の組み合わせ抽選が行われる。
《1回戦~決勝》
男子グレコローマン55・63kg級/男子フリースタイル79・92kg級/女子65・72kg級
《1回戦~準決勝》
男子グレコローマン87・97kg級/男子フリースタイル57・125kg級/女子68・76kg級
《1回戦~決勝》
男子グレコローマン72kg級/男子フリースタイル61kg級/女子59kg級
《1回戦~準決勝》
男子グレコローマン60・130kg級/男子フリースタイル86・97kg級/女子53kg級
《敗者復活戦・ファイナル》
男子グレコローマン87・97kg級/男子フリースタイル57・125kg級/女子68・76kg級
《1回戦~決勝》
男子グレコローマン82kg級/男子フリースタイル70kg級/女子55kg級
《1回戦~準決勝》
男子グレコローマン67・77kg級/男子フリースタイル65・74kg級/女子50・57・62kg級
《敗者復活戦・ファイナル》
男子グレコローマン60・130kg級/男子フリースタイル86・97kg級/女子53kg級
《敗者復活戦・ファイナル》
男子グレコローマン67・77kg級/男子フリースタイル65・74kg級/女子50・57・62kg級