(2025年9月13~21日、クロアチア・ザグレブ)
【女子76kg級】
ジェネシス・レアスコ(Reasco Valdez, Genesis Rosangela=エクアドル)
1998年7月18日生まれ、27歳。15歳になるまでレスリングの存在を知らなかったという。レスリングに出合って打ち込み、2年後の2015年にパンアメリカン選手権のカデット(現U17)で2位、翌年にジュニア(現U20)で優勝。シニアではなかなか芽が出ず、2021年東京オリンピックには出場できなかった。
2022年世界選手権76kg級で5位となったが、翌2023年は初戦敗退。しかし、オリンピック・パンアメリカン予選に勝ってパリ・オリンピックへ。鏡優翔に敗れながらも敗者復活戦を勝ち上がり、3位決定戦に進んだがメダルを逃した。
今年はパンアメリカン選手権で3位のあと、7月の「スペイン・グランプリ」で優勝。世界選手権での優勝につなげた。エクアドルからは男女を通じて初の世界チャンピオン。
■ジェネシス・レアスコの話「全力を尽くして闘い、だからこそ金メダルを獲得できました。対戦相手の全員を心から尊敬している。彼らはマットの上で全力を尽くし、昨日も今日も本当に素晴らしい試合だった。すべてが非常に厳しく、非常に接戦でした。
パリ・オリンピックでは銅メダルを目前にしましたが、かないませんでした。でも、この大会で金メダルを獲得できました。多くの犠牲を払っていたので、とてもうれしいです」
《1回戦~決勝の成績》=ブラケット
決 勝 ○[4-2]Aiperi MEDET KYZY(キルギス)
準決勝 ○[5-3]Milaimy De La Caridad MARIN POTRILLE(キューバ)
3回戦 ○[VSU、11-0]Enrica RINALDI(イタリア)
2回戦 ○[4-2]Priya(インド)
1回戦 BYE
【表彰式】
[1]Reasco Valdez, Genesis Rosangela(エクアドル)
[2]Medet Kyzy, Aiperi(キルギス)
[3]Welker, Kylie Renee(米国)
[3]Marin Potrille, Milaimys de la Caridad(キューバ)
[5]Alpyeva, Anastasia(ウクライナ)
[5]Priya(インド)