2025年U23世界選手権第4日は10月23日、セルビア・ノビサドで前日開始の男子グレコローマン2階級と女子3階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、決勝に進んだ男子グレコローマン60kg級の五味虹登(育英大)が優勝、3位決定戦に回った女子72kg級の吉武まひろ(長崎県協会)が銅メダルを獲得した。
五味は世界カデット(U17)選手権2位の実績を持つサジャド・アッバスプールラガニ(イラン)と対戦。第1ピリオドを4-0でリードし、第2ピリオドに一本背負いを決めて8-0へ(相手陣営のチャレンジ失敗で9-0)。全4試合をテクニカルスペリオリティで勝ち抜いた。2024年U20アジア選手権に続く国際大会の優勝。
吉武は敗者復活戦を勝ち上がってきたラウラ・ケーラー(ドイツ)に開始から積極的に攻め、第1ピリオドでフォール勝ち。優勝はならなかったが、国際大会で6大会連続のメダル獲得。
敗者復活戦に回った82kg級の掛川零恩(早大)は、負傷のため棄権した。
男子グレコローマンは全日程を終了し、日本は「金1」に終わり、国別対抗得点は35点で12位だった。優勝は3階級制覇のイランで、ウクライナ、アゼルバイジャンが続いた。
各選手の成績は下記の通り。
【60kg級】五味虹登(育英大) 優勝=23選手出場《ブラケット》
決 勝 ○[VSU、3:29=9-0]Sajjad J. ABBASPOURRAGANI(イラン)
《以下、前日に実施》
準決勝 ○[VSU、1:38=9-0]Maxwell H. BLACK(米国)
3回戦 ○[VSU、3:00=13-4]Melkamu FETENE(イズラエル)
2回戦 ○[VSU、4:36=10-0]Suren AGHAJANYAN(アルメニア)
1回戦 BYE
-----------------------------
【82kg級】掛川零恩(早大) 12位=25選手出場《ブラケット》
敗復戦 ●[不戦敗=負傷]Omar SATAYEV(カザフスタン)
《以下、前日に実施》
2回戦 ●[VSU、1:47=0-10]Alexandrin GUTU(モルドバ)
1回戦 ○[VSU、3:45=10-2]Martin K. SHISHEKOV(ブルガルア)
-----------------------------
《国別対抗得点》
[1]イラン 143点、[2]ウクライナ 96点、[3]アゼルバイジャン 93点、[4]ジョージア 81点、[5]ウズベキスタン 72点、[6]カザフスタン 72点、[7]アルメニア 71点、[8]モルドバ 64点、…[12]日本 35点
【72kg級】吉武まひろ(長崎県協会) 3位=16選手出場《ブラケット》
3決戦 ○[フォール、1:56=8-0]Laura KOEHLER(ドイツ)
《以下、前日に実施》
準決勝 ●[3-6]Nurzat NURTAEVA(キルギス)
2回戦 ○[フォール、5:01=6-0]Yuqi LIU(中国)
1回戦 ○[VSU、1:23=10-0]Michelle A. OLEA RUIZ(メキシコ)
《以下、前日に実施。最終順位を追加》
【50kg級】米原実穂(ケアサポート) 10位=24選手出場《ブラケット》
2回戦 ●[3-6]Greili BENCOSME CARVAJAL(キューバ)
1回戦 ○[VSU、1:40=10-0]Andela VASILJEVIC(セルビア)
※敗者復活戦に回れず
-----------------------------
【76kg級】駒田真琴(神奈川大) 13位=14選手出場《ブラケット》
1回戦 ●[1-9]Nyla R. BURGESS(カナダ)
※敗者復活戦に回れず