大会実行委員会
9月21日に都内で第27回東京六大学レスリングチャンピオンシップが開催され、早大、明大、法大、立大、慶大、東大のレスラーたちが一堂に会して熱戦を繰り広げた。
1996年より行われているこの大会は、通常の大会と異なる特別ルール(「テクニカルスペリオリティは15点差」「グラウンド同種回転技は2回まで」「チャレンジなし」)が設けられている。これらは、選手が経験値を積めること、大学間の選手層や実力の差が出ることを抑えること、さらには怪我の防止も目的に考慮された。
試合は6校総当たりで行われ、早大が2階級不在ながら5戦全勝で4連覇、明大が準優勝、3〜5位は3校が並び、勝ち点差で法大、立大、慶大の順となった。全国の国立大学で唯一のレスリング部がある東大は、最下位ながら随所に積極的な攻撃を仕掛ける姿勢が目立った。
会場では、他大学の選手との交流を図る様子や、会場の設営・撤収を協力しながら進める光景が多々見られたが、これも当大会の大きな目的である「東京六大学の一員である自覚をもって親睦・交流を図る」が具現化したものといえるだろう。
また、大会後には、各校のPRと共に、世代を超えた交流の機会を企図する取り組みとして、小中学生との練習会を初めて開催した。キッズ選手のみならず、各校選手にとっても貴重な機会となった。
1位 早稲田大学(5勝0敗)
2位 明治大学(4勝1敗)
3位 法政大学(2勝3敗)
4位 立教大学(2勝3敗)
5位 慶應義塾大学(2勝3敗)
6位 東京大学(0勝5敗)
【早稲田大学】ガレダキ敬一(2年・帝京高校卒)
【明治大学】小川滉(1年・自由が丘学園高校卒)
【法政大学】仁木勇斗(4年・花咲徳栄高校卒)
【立教大学】小林楓駕(2年・館林高校卒)
【慶應義塾大学 】松村朝矩(1年・慶應義塾高校卒 )
【東京大学】大迫泰生(3年・修猷館高校卒)