2025.09.16NEW

【2025年世界選手権・特集】健闘選手の声(第3日=坂本輪、神谷龍之介)

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(2025年9月14~15日、クロアチア・ザグレブ / 取材=布施鋼治)


 ■男子フリースタイル57㎏級・坂本輪(CWC=初戦で左足首を負傷。敗者復活戦の道がつながったが、けがの状況が思わしくなく棄権)「出発2日前の合宿で右ひざのじん帯をけがしてしまった。その場では『3〜6ヶ月ほど様子を見た方がいい』と言われたけど、世界選手権にはどうしても出たかったので、痛み止めを打って臨みました。右足をかばった状態で、今回、左足首もけがしてしまった感じです。けがを言い訳にしたくはないけど、1回戦で足をかけられた時にひねってしまった。

 それもあって、今大会は一度も自分から攻めることができなかった。なんか悔しいですね。2回戦が終わったあとの左足の違和感や不安感はぬぐい切れませんでした。今まで、試合直前にけがすることはなかった。貴重な体験と言ったらおかしいですけど、どんな時も安全ではない。それでも闘う準備はしておないといけない、ということを学びました」

(提供=PIN FALL / 撮影・保高幸子)


 ■神谷龍之介(日体大=敗者復活戦2回戦で敗退)「湯元先生(健一=男子フリースタイル強化委員長)には、1年生の頃からずっと指導してもらっていて、敗者復活戦の前に『雑さをぶつけろ』というアドバイスを受けました。自分は体力がある方なので、バンバン正面からぶつかっていけば、相手は絶対ばてる(という意味)。そうやりつつ、自分のレスリングができていれば、相手の方がばててる。そこは意識していました。

 昨日は自分のレスリングができなかった。今日は、湯元先生から指摘されていた『アタックをしっかり、強くやる』という部分を実践しようと思っていました。敗者復活の1戦目では、それがうまく出せたのかなと思います。2戦目は結構追い込むことができたけど、取り切れない部分が結構多かった。追い込んだ後の取り切る力を、これからの練習でつけていかないとダメだと思いますね」
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《1回戦でギリシャの選手にテクニカルスペリオリティーで黒星のあとのコメント》
「不甲斐ないです。自分のいいところが全然出せなかったし、いいところを一つも作れなかったので。自分は世界の舞台で全然結果も残してないので、プレッシャーもなかったと思うんですけど、気持ち以前に、実力が伴ってなかったのかなって思います。組み手の速さは自分の強みなので、そこを伸ばしながら、フィジカルの部分や攻撃力の部分を、もっと突き詰めていかなければならないと思いました」

(提供=PIN FALL / 撮影・保高幸子)