2025年世界選手権第2日は9月14日、クロアチア・ザグレブで新たに男子フリースタイル4階級がスタート。74kg級の髙橋海大(日体大)が決勝進出を決め、57kg級の坂本輪(CWC)と79kg級の神谷龍之介(日体大)が敗者復活戦に回り、銅メダルを目指す。
高橋は、北朝鮮、UWW(ベラルーシ)、ジョージアの選手をいずれも無失点のテクニカルスペリオリティで撃破し、4回戦で2023年アジア大会優勝、パリ・オリンピック7位のユネス・エマミチョウグエイ(イラン)に11-4で勝利。準決勝で欧州選手権3位のタイムラス・サルカザノフ(スロバキア=元ロシア)に終了間際に逆転勝ちした。
決勝は、昨年のパリ・オリンピック3位で今年の欧州選手権を制したチェルメン・バリエフ(アルバニア=元ロシア)と対戦する。
坂本は、1回戦で欧州選手権5位のブルガリア選手を破ったが、2回戦でパリ・オリンピック5位のベクザト・アルマズベクウウル(キルギス)に黒星。神谷は、1回戦でパリ・オリンピック74kg級代表のゲオルギオス・コウギオウチディス(ギリシャ)に敗れた。ともに相手選手が決勝に進出し、敗者復活戦への道が開けた。
92kg級の石黒峻士(MTX GOLDKIDS)は、1回戦で2024年アジア選手権3位のマゴメド・シャリポフ(バーレーン)に敗れ、敗者復活戦に回れなかった。
各選手の成績は下記の通り。
【57kg級】坂本輪(CWC) 31選手出場《ブラケット》
敗復戦 Garette A. SAUNDERS(カナダ)=15日に実施
2回戦 ●[4-9]Bekzat ALMAZ UULU(キルギス)
1回戦 ○[VSU、5:34=18-8]Ivaylo Milenov TISOV(ブルガリア)
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【74kg級】髙橋海大(日体大) 35選手出場《ブラケット》
決 勝 Chermen VALIEV(アルバニア)=15日に実施
準決勝 ○[6-4]Taimuraz SALKAZANOV(スロバキア)
4回戦 ○[11-4]Yones A. EMAMICHOGHAEI(イラン)
3回戦 ○[VSU、3:31=10-0]Giorgi ELBAKIDZE(ジョージア)
2回戦 ○[VSU、4:10=10-0]Vitali IHNATOVICH(UWW=ベラルーシ)
1回戦 ○[VSU、2:38=10-0]Ok Chol HAN(北朝鮮)
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【79kg級】神谷龍之介(日体大) 27選手出場《ブラケット》
敗復戦 Tu E. AHEIYOU(中国)=15日に実施
1回戦 ●[VSU、2:57=0-10]Georgios KOUGIOUMTSIDIS(ギリシャ)
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【92kg級】石黒峻士(MTX GOLDKIDS) 26選手出場《ブラケット》
1回戦 ●[1-3]Magomed SHARIPOV(バーレーン)
※敗者復活戦に回れず