オーストラリア・シドニーで行われたU16選手を対象としたユースキャンプに参加した千葉・市川コシティのチームが8月26日、成田空港に帰国した。
市川コシティの代表であり、三恵海運のレスリング班国際の交流部ジャボ・エスファンジャーニ部長が自クラブの選手を派遣し、昨年の全国中学選抜U15選手権優勝の藤田紫(インターハイ2連覇の藤田眞妃琉の妹)ら6人が参加。団長は同社の吉田アミン・コーチ。
2028年ロサンゼルス・オリンピックを目指して来月の世界選手権(クロアチア)男子グレコローマン67kg級にオーストラリアから出場する下山田培選手(日体大卒=2024年に国籍変更)が、同社の支援を受けてレスリング活動を続けてきており、そのつてで実現した。
キャンプには約40人の選手が参加。下山田選手のいるNSWには、オーストラリア在住の外国人・移住者のもいるので、イラン、トルコ、ロシアなどのコーチ・選手もいて、ちょっとした“国際合宿”だったと言う。期間中に試合も行われて全選手が参加した。吉田団長は「全員が海外は初めて。外国選手の闘い方にふれられた貴重な遠征で、今後につながると思います」と振り返った。
キッズのクラブチームの単独の海外遠征と言えば、以前、キッズ教室の老舗(しにせ)のひとつである木口道場(木口宣昭代表=2021年9月死去)が毎年実施していた。同クラブの選手が米国へ行く一方、米国選手の親子を日本に呼んでの国際交流。プロレスのNWA世界王者だったリック・フレアーが子供ととも来日し、ホームステイしたこともある。
今回の遠征が来年以降も続くかどうは分からないが、下山田選手が7月の全日本社会人選手権にNSWの選手とともに出場するなど、日本との交流によってオーストラリアのレスリングを発展させたい気持ちを持っているので、日豪交流に発展する可能性もある。
吉田団長は「広がっていけばいいですね。今回の(市川コシティの)初めての試みで、いくつかの課題もあったので、次に実現することがあれば役立てたい」と話した。