(2025年8月17日、滋賀・ウカルちゃんアリーナ / 撮影・取材=矢吹建夫)
■51kg級・山口寛汰(赤=静岡・藤枝北)「自分の得意なローリングからのリフト技を決めて ビックポイントを取ることができてよかったです。悪かったところは、スタンド戦での技があまりなくて展開が少なく、自分からの攻撃につなげることができなかったことです。
フリースタイルが中心だったので、あまり自信がなかったんですけど、 闘うごとに自分の持ち味とするグラウンドでのリフト技ができて、とてもよかったです。将来の目標は天皇杯(全日本選手権)で優勝することです。世界選手権でも優勝したいです」
■55kg級・本多正虎(静岡・飛龍)「ずっと2位続きだったので、優勝できてうれしいです。よかったところは、ずっと攻め続けられことです。悪かったところは、もうちょっとグラウンドのディフェンスを強くすることです。 国民スポーツ大会までに徹底したいと思います。大学に進学して、フリースタイルでオリンピックに出て優勝することが目標です」
■60kg級・北出幸也(千葉・日体大柏)「グレコローマンをたくさん練習してきたので、優勝できてうれしいです。試合のいいところは自分の得意な投げを決められたこと。頭を下げすぎたところを直したいです。将来、全日本や世界の舞台で活躍できるように頑張ってきたいと思います」
■65kg級・鸙野大河(京都・京都八幡)「インターハイで優勝して、続けて優勝できたので、ひと安心という感じです。次の国民スポーツ大会に向けても頑張りたいです。決勝は0-7とテクニカルスペリオリティ手前まで追い込まれたんですけど。あきらめずに、自分のレスリングしっかり貫いて逆転できた気持ちの強さは、褒めていいところだと思います。
グラウンドのディフェンスが弱くて、去年のこの大会からの課題。あまり修正できていないので、国スポに向けてもう 1段階修正できたらいいかなと思います。将来の夢は、両スタイルの全日本選手権で優勝することです」
■71kg級・江口翼(京都・丹後緑風)「押し出す攻めのスタイルというか、フィジカル的な面で勝てて、よかったです。悪かった点は、押し出しの最後の詰めがちょっと甘かったり、グラウンドでもうちょっと動けたこと。守れたからいいのですが、ちょっと甘かった試合がありました。
体作りもですが、詰めの甘さをなくしたい。グレコローマンなら67kg級か 72kg級で闘おうと思っています。それに向けての体づくりをして、大学でも活躍できる選手になることが目標です。両スタイルの優勝を狙いに行きます」
■80kg級・小西寿(京都・京都八幡)「優勝できると思っていなかったので、不思議な気持ちだし、その反面、とてもうれしかったです。自分の強みである前に出て体力勝負という展開ができ、そこがよかったと思います。後半、集中力を切らして危ない場面があったので、そこは悪かったことです。近い将来の目標は国民スポーツ大会で優勝を目指します。最終的には世界で活躍できる選手になります」
■92kg級・淺野称志(長野・上田西)「自分はフリースタイルがメインで、グレコローマンをそれほど練習してきたわけではないので、優勝できて、ちょっとびっくりしました。自分のペースで闘えたと思うので、そこはよかったです。押し出されたりする場面が多かったので、次から気をつけていきたいです。将来はフリースタイルの国際大会に活躍できるような選手になりたい」
■125kg級・阿部天臥(栃木・足利大附)「優勝した実感がわかない。まだ、勝ててよかったな、という気持ちしか出てこないです。構えを下げたままで動け、差し合いも結構勝てて、そこがよかったところです。変な体勢でがぶったり、自分が危なくなるような動きをしてしまったり、そういう細かいところが反省点です。目標は、全日本選手権の両スタイルで優勝することです」