ギリシャ・アテネで行われた2025年U17世界選手権の女子チームの監督として伊調馨・日本協会強化委員(ALSOK)が同行したが、世界レスリング連盟(UWW)のウェブサイトは「オリンピックのレジェンド、伊調がアテネに帰還、日本の次世代を率いる」とのタイトルで記事を掲載。「かつてアスリートとしてこの地で歴史を築き、2004年アテネ・オリンピックで4つのオリンピック金メダルのうちひとつを獲得した伊調が、今度は次世代の日本の才能ある選手を育成するコーチとして、新たな伝説を築こうとしている」と報じた。
伊調監督はUWW記者に「21年ぶりにこのアリーナに戻ってきました。コーチとしてここに戻ってこられるなんて、本当に不思議な気持ちです。この大会は17歳以下の世界選手権です。私も20歳のときにこの会場でオリンピックの金メダリストになりました。若い選手たちがオリンピックの夢に向かって頑張ってくれることを願っています」とコメントした。
大会の会場はオリンピックが行われた会場。UWWサイトでは、会場では選手のみならずコーチからもサインを求められたことや、今大会に出場した選手は、伊調監督の2016年のオリンピック4連覇をテレビで見てレスリングを始めた選手がいたことなどを報じた。
2004年アテネ・オリンピックは、女子が初めて採用された大会。4階級が行われ、55kg級で吉田沙保里、63kg級で伊調馨が金メダルを取った。
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