ギリシャ・アテネで行われている2025年U17世界選手権に出場した男子グレコローマン・チームが8月1日、成田空港に帰国した。48kg級の山本海星(和歌山・和歌山北)の5位が最高で、2年連続でメダルなしの帰国となった。
柴田慎吾(宮崎・宮崎工高教)は「積極性とスタンドでの攻撃展開が不足していた。試合の流れをつくる間合い詰めや前進圧力も不十分であり、結果的に技につながる展開ができなかった」と総括。グラウンド攻防の弱さも際立ったそうで、「海外選手が確実に返してくる中、日本選手は返せず、守り切る力も不足していた」と言う。
スタンド、グラウンドともに攻撃の構築と対応に課題があり、「世界との差を痛感する内容だった」と言う。この課題を「今後、ていねいに改善して次のステージにつなげたい」と話した。