※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
国際レスリング連盟(FILA)は3月7日、公式ホームページ上で、選手委員会の声明として、オリンピックのチャンピオンに対して、金メダルを(国際オリンピック委員会に)返還することは逆効果になるとして、やめるように訴えた。
「金メダルは選手の最も誇るべき業績であり、世界中の選手の夢である」とし、「金メダリストの粘り強さに感謝し、DNAの中に自己満足がないことを信じています」と、金メダルを手放すことのないよう呼びかけた。
選手委員会のスタン・ジェジック委員長(FILA副会長=米国)、ダウレット・ツルリハノフ副委員長(カザフスタン)、アレクサンダー・カレリン副委員長(ロシア)の連名で掲載されている。
しかし、AP通信によると、この日、1980年モスクワ五輪のグレコローマン68kg級で銀メダルを獲得したアンジェイ・スプロン氏(ポーランド)がメダル返上の意思を表明した。