世界レスリング連盟(UWW)は6月30日、2025年6月の「Wrestlers of the Month」(月間最優秀選手)の男子フリースタイルに清岡幸大郎(カクシングループ)、男子グレコローマンに成國大志(筒井メディカルグループ)を選出した。
清岡は、明治杯全日本選抜選手権65kg級の決勝と世界選手権代表選考プレーオフで、アジア選手権優勝の田南部魁星に2連勝したことが評価された。成國は、両スタイルで世界王者を目指す夢が昨年の全日本選手権で途切れながら、63kg級から72kg級にアップして世界選手権の代表権を勝ち取り、夢を続けたことが評価された。
これまで日本選手が選ばれたのは、2022年4月の藤波朱理、同7月の内田颯夏、2023年2月の須﨑優衣、2024年9月の尾西桜がいて、5、6人目。男子では初。他に、日本国籍を離れたが、アフリカ&オセアニア予選を勝ち抜いてサモアから24年ぶりのオリンピック出場を決めた赤澤岳(日大OB)が2024年3月に選出されている。
なお、女子は、U23アジア選手権で銅メダルを取り、スリランカから初の大陸大会メダリストとなった57kg級のネスミ・ポルソテージ(2022年コモンウエルス大会銅メダル、昨年のU20世界選手権銅メダルなど)が選ばれた。