2025.04.29NEW

2026年名古屋アジア大会での総合格闘技(MMA)実施が正式決定

 2026年愛知・名古屋アジア大会の組織委員会は4月28日、名古屋市内で理事会を開催。総合格闘技(MMA)がクリケットとともに追加で実施されることが報告され、同日、ホームページで発表した。

 アジア・オリンピック評議会(OCA)の要請を受けたもので、MMAが総合競技大会で実施されるのは初めて。男女3階級が行われる予定。会場はレスリングが行われる名古屋市稲永スポーツセンター。レスリングが大会終盤の9月30日~10月3日に実施予定なので、大会の中盤に行われることが予想される。

 実施競技だった柔術、クラッシュとともに「コンバットスポーツ」の種目として実施される。したがって、競技としては、「柔術」「クラッシュ」の2競技が、「コンバットスポーツ」「クリケット」の2競技となり、全体の競技数は41競技で変わらない。

▲アジア大会でMMAが初開催。レスリング選手、およびレスリング出身選手の出場はあるか

 大会の運営費が想定外に高騰することになり、超党派の推進議員連盟(橋本聖子会長)が4月24日、石破茂首相と会談し、国に支援を要請した。2016年9月の大会開催が決定した頃は、パラリンピックと合わせて1,000億円を見込んでいた経費が、物価高騰などの影響で2,000億円を超える可能性が出てきたという。

 大会は2026年9月19日から10月4日、愛知県下を中心に名古屋市と愛知県の共催で行われる。