【2025年アジア選手権・特集】田南部魁星（日体大）吉田アラシ（日大）の話

（2025年3月29日、ヨルダン・アンマン ／ 動画提供＝UWW）

　■男子フリースタイル65kg級優勝・田南部魁星（日体大）「初戦から強い相手だったのですが、日本で、もっと強い人たちと練習しているという気持ちをしっかり持って、自分ができることをやり続けました。決勝は緊張していて最初に点数を取られましたが、その後の展開がいい方向へ行ったので、自分の流れをつくれたと思います。

　日本の65kg級は強いですが、自分しか持っていない武器を磨いてトップの人たちと闘っていければいいと思います。姉が中国にいて、両親は日本で見ていますけど、毎試合アドバイスをしっかりもらっていて、自分の中でそれを整理して、家族全員で闘って優勝したものだと思います」

　■男子フリースタイル97kg級優勝・吉田アラシ（日大）「今回は、ラッキーなことはあまり起きなかったけど、今までやってきたことを出すことができた大会でした。これまでの練習を信じて闘いました。日本は軽量級が強く、重量級はまだ及びませんが、そこに到達できるよう、これからもっと練習に励んでいきたい。今回はタジュディノフ（パリ・オリンピック王者）が出ていない。もっと練習することが重要だと思う。この調子でどんどんやっていきたい」