2025.03.28

【2025年アジア選手権・特集】女子優勝・吉元玲美那(KeePer技研)尾西桜(日体大)の話

(2025年3月27日、ヨルダン・アンマン / 動画提供=UWW)


 ■50kg級優勝・吉元玲美那(KeePer技研)「(アジア選手権の)3回目の優勝ですけど、去年は出られなかったので、新たな気持ちで臨みました。内容にこだわって闘ったのですが、全体を通して対策されていることを感じ、自分の思ったレスリングが簡単にできませんでした。グラウンド技で新しいことをやりましたけど、うまくいきませんでした。過去2回の優勝とは違った反省が見つかった大会です。

 次は国内の大会になるので、今回の反省を生かし、この大会に出たことがプラスになるようにしていきたい。直さなければならないことも多く見つかりました。今回の試合内容では全然ダメなので、感じたことを生かし、6月の試合(明治杯全日本選手権)で優勝したい」


 ■59kg級優勝・尾西桜(日体大)「シニアのアジア選手権は初めて。簡単には勝てないとは思っていました。その通りで、決勝は苦しい試合で、一瞬、負けてしまうと思いました。それでも最後は勝つ、という強い気持ちを持ち、優勝することができとてもうれしいです。

 初めて北朝鮮の選手と対戦し、力が強く、今までの勝ちパターンを次々と防がれ、タックルも取れず、焦ってしまいました。いい経験になりました。(ラスト5秒の逆転劇は)何とか取りに行かなければならない、と思いましたし、最後は勝つ、という気持ちだけでした。何をしたかは覚えていないです。優勝はできましたが、決勝の内容は満足していないし、まだ足りない部分があります。日本に帰って修正して、自分のスタイルをつくりたい」