(2025年2月28日、アルバニア・ティラナ / 取材・撮影=保高幸子)
■女子59kg級優勝・尾西桜(日体大)「今回は初めてのシニアの国際舞台での試合。緊張はしましたが、楽しんで試合ができ、優勝できてうれしいです。世代別とは違い、力とかのフィジカル面では負けていたかな、という感じはしました。
グラウンドで練習してきたことがしっかり出せて、自分の成長を実感することができました。3月のアジア選手権でも、結果だけではなく、内容にこだわって頑張りたいと思います」
■女子65kg級優勝・森川美和(ALSOK)「正直、内容が悪くて、インタビューしてもらうのが申し訳ない気持ちです。予選で負けてしまい、決勝はああいう形(リードされたあと、相手の負傷棄権)、次はしっかり勝って、しっかりした形の金メダルを取るので、期待してください。イランやキルギスの多くの知り合いから応援されて、うれしかったです。
今年の世界選手権で優勝し、12月からはアジア大会の予選が始まるので、階級を上げるつもりです。しっかり勝って、アジア大会の代表を目指します」
■女子68kg級・石井亜海(育英大)「海外の選手と実際に試合をして、課題をたくさん見つけました。ローシングルが得意なんですけど、取り切れない場面が少なかったので、それはよかったです。
この会場は3大会目(過去2回は昨年のU23とシニアの世界選手権=ともに優勝)。緊張はしましたけど、ここで勝つ、というイメージがあったので、自分にとって有利な状況だったと思います。ここでの経験を1ヶ月後のアジア選手権に向けて役立て、アジアでも優勝したい」
■男子グレコローマン77kg級3位・櫻庭功大(自衛隊)「3位決定戦まで、しっかりやり切った、という感じです。銅メダルを取れたことはよかったのですが、求める結果は優勝なので、準決勝で負けたことは悔しいです。いいところも、悪いところも出たと思いますが、アジア選手権へ向けて、そこを修正したい。
反則を取られたことについては、自分で足をかけた感覚はなかったです。これも反則を取られるんだ、と思い、いい経験になったと思います。こういう大会で勝てなければ、日下選手(パリ・オリンピック金メダル)には勝てないと思いますので、次はしっかり勝ちたい」