2025.02.02

文化学園大杉並(東京)が初優勝…2024年度正田杯関東高校選抜大会・第1日(学校対抗戦)

 2024年度正田杯関東高校選抜大会は2月1日、東京・府中市郷土の森総合体育館で開幕。学校対抗戦が行われ、2度目の出場の文化学園大杉並(東京)が決勝で、12大会ぶりの優勝を目指す花咲徳栄(埼玉)を5-2で破り、初優勝を成し遂げた。

 文化学園大杉並高は1回戦で韮崎工(山梨)を、2回戦で大泉(群馬)を、ともに7-0で破った。準決勝の昨年の覇者、日体大柏(千葉)との一戦は、51kg級の椎名遥玖が昨年のインターハイ王者の大井喜一(グレコローマンのJOC杯&国民スポーツ大会でも優勝)にフォール勝ちする好スタート。一時はチームスコア1-2とリードされたが、65kg級で昨年のU17ジュニアオリンピック優勝の安威永太郎がテクニカルスペリオリティ勝ち。日体大柏は重量2階級が不在のため、最終スコア4-3で競り勝った。

 決勝は花咲徳栄相手に、3-2から80kg級で昨年のインターハイ2位の秋保大地がテクニカルスペリオリティ勝ち。125kg級の1年生、鈴木承太郎も勝ち、5-2で勝った。同好会スタートから14年、部昇格8年目で関東一にたどり着いた。

 ベスト8進出校が3月末の全国高校選抜選手権に出場する。学校対抗戦のあとは、個人対抗戦・男子6階級の1回戦が行われた。

 各試合結果は下記の通り。

▲決勝戦、チームスコア3-2から秋保大地がテクニカルスペリオリティ勝ちして、文化学園大杉並の優勝を決めた

▲決勝戦の最後をテクニカルスペリオリティ勝ちで飾ったのは大谷翔平(大リーグ・ドジャース)似の鈴木承太郎。“レスリング界の大谷翔平”の地位を築けるか


学校対抗戦 トーナメント表 1回戦 2回戦 準決勝 決 勝
個人対抗戦 51kg 55kg 60kg 65kg 71kg 80kg

学校対抗戦

 ▼決勝
文化学園大杉並(東京)○[5-2]●花咲徳栄(埼玉)

 ▼準決勝
文化学園大杉並(東京)○[4-3]●日体大柏(千葉)
花咲徳栄(埼玉)○[5-2]●自由ヶ丘学園(東京)

 ▼2回戦
日体大柏(千葉)○[4-2]●埼玉栄(埼玉)
文化学園大杉並(東京)○[7-0]●大泉(群馬)
花咲徳栄(埼玉)○[5-2]●土浦日大(茨城)
自由ヶ丘学園(東京)○[5-2]●甲府城西(山梨)

 ▼1回戦
埼玉栄(埼玉)○[5-1]●日大藤沢(神奈川)
大 泉(群馬)○[不戦勝]●足利工(栃木)
文化学園大杉並(東京)○[7-0]●韮崎工(山梨)
土浦日大(茨城)○[4-2]●館林(群馬)
花咲徳栄(埼玉)○[6-1]●横浜修悠館横須賀(神奈川)
甲府城西(山梨)○[6-1]●京葉工(千葉)
自由ヶ丘学園(東京)○[6-1]●足利大附(栃木)