2013.02.10

ドーピング抑止の向上を目指し、抜き打ち検査増加へ

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 日本アンチドーピング機構(JADA)によるドーピングの抜き打ち検査が増えることになった。

 これまで、事前通告なしの抜き打ち検査が米国やカナダでは全体の約70%もあったのに対し、日本のそれは15%程度で、約5000件の85%が競技会場で実施する検査だった。世界水準に近づけることでドーピングの抑止を目指すとともに、日本のクリーンさをアピールするのが狙い。

 日本レスリング界では、2011年6月と2012年2月にともに男子選手がドーピング検査で陽性反応を示し、出場停止処分を受けている。これまで以上にドーピングに対する意識を高めることが要求される。