※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
全日本チームの基地である東京・味の素トレーニングセンターに、乳幼児用の託児所を設置する計画があることが分かった。日本スポーツ振興センターの河野一郎理事長が共同通信の取材に対して明らかにしたもので、選手からの要望を受け入れ、実現へ向けて動き出すという。
2008年北京五輪では柔道の谷亮子選手が“ママさん選手”として出場。ロンドン五輪ではクレー射撃に“ママさん選手”がいた。
レスリングでは、復帰後の山本聖子選手(63kg級)が子育てをしながらオリンピック出場を目指していた。外国では、48kg級決勝で小原日登美選手と金メダルを争ったマリア・スタドニク(アゼルバイジャン)や、強敵の一人だったイリナ・メルレニ(ウクライナ)など子供のいる選手は珍しくない。
日本でも今後、こうしたケースが多くなることも予想され、女子選手には歓迎すべき状況となった。