2024.12.10

【12.19~22天皇杯全日本選手権・展望(8)】石井亜海(育英大)が再出発を飾れるか…女子68kg級

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 

 2024年天皇杯全日本選手権は、12月19日(木)~22日(日)に東京・代々木競技場第2体育館で行われ、来年6月予定の明治杯全日本選抜選手権とともに2025年世界選手権(9月・クロアチア)の代表選考を兼ねる。各階級の見どころをさぐった。

《大会要項》 《観戦チケット販売》
《大会日程》=試合開始は午前9時30分。1回戦~決勝を1日で実施
12月19日(木)男子グレコローマン82・87・97kg級/男子フリースタイル61・65・70kg級/女子65・68kg級
   20日(金)男子グレコローマン67・72・77kg級/男子フリースタイル92・97・125kg級/女子55・62・72kg級
   21日(土)男子グレコローマン55・63・130kg級/男子フリースタイル74・79・86kg級/女子50・59・76kg級
   22日(日)男子グレコローマン60kg級/男子フリースタイル57kg級/女子53・57kg級


女子68kg級展望(12月19日実施)

▲U23世界チャンピオン、そしてシニア72kg級世界チャンピオンの実力を見せられるか、石井亜海(育英大)=2024年全日本選抜選手権、撮影=矢吹建夫

※エントリーに基づいた予想であり、直前の負傷等による戦力ダウンは勘案しておりません。

 U23世界選手権と世界選手権72kg級を制した石井亜海(育英大)がエントリーし、2年ぶりの優勝を目指す。パリ・オリンピック出場はならなかったが、世界で通じる実力を見せられるか。

 全日本選抜選手権2位の宮道りん(一宮運輸)は、2022年全日本学生選手権のあと、負傷もあって優勝から見離されてしまった。負傷が回復していれば、2021年世界2位の実力を見せられるはず。

 昨年65kg級で優勝し、今年のアジア選手権でも勝った吉武まひろ(長崎県協会)が階級を上げて挑む。2023年東日本学生選手権・女子の部で68kg級の経験はあるが、ほぼ未知の階級。日本トップレベルで、どこまで通じるか。

 エントリー7選手なのでノルディック方式での試合。予選リーグで負けても優勝の望みのある闘いを勝ち抜くのは、だれか?

《2024年明治杯全日本選手権成績》
《天皇杯全日本選手権・歴代優勝選手》=男子フリースタイル男子グレコローマン女子


エントリー選手(7選手)

※今年の明治杯全日本選抜選手権のこの階級の3位以内の選手以外はアイウエオ順

《2024年全日本選抜選手権2位》
宮道りん(みやじ・りん=一宮運輸)
2000年7月8日生まれ、24歳。愛媛県出身。愛媛・今治工高~日体大卒。2023年全日本選手権5位
《2024年全日本選抜選手権3位》
松山楓(まつやま・かえで=法大)
2004年10月17日生まれ、20歳。神奈川県出身。東京・日本工大駒場高卒。2024年全日本学生選手権3位
石井亜海(いしい・あみ=育英大)
2002年12月11日生まれ、22歳。群馬県出身。東京・安部学院高卒。2024年U23世界選手権優勝
小林久美(こばやし・くみ=福岡大)
2003年10月10日生まれ、21歳。群馬県出身。群馬・西邑楽高卒。2024全日本女子オープン選手権2位
髙田ここな(たかだ・ここな=日体大)
2002年10月7日生まれ、22歳。青森県出身。青森・青森商高卒。2024年全日本選抜選手権72kg級3位
持永聖愛(もちなが・せいあ=南九州大)
2004年5月25日生まれ、20歳。大阪府出身。大阪・堺リベラル高卒。2024全日本女子オープン選手権優勝
吉武まひろ(よしたけ・まひろ=長崎県協会)
2002年2月28日生まれ、22歳。長崎県出身。長崎・島原高~日体大卒。2024年アジア選手権65kg級優勝