小野正之助（山梨学院大）と青柳善の輔（クリナップ）が決勝進出…2024年世界選手権・第3日（男子フリースタイル）

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

　【ティラナ（アルバニア）】2024年非オリンピック階級世界選手権第3日は10月30日、新たに男子フリースタイル（全4階級）がスタート。準決勝までが行われ、61kg級の小野正之助（山梨学院大）と70kg級の青柳善の輔（クリナップ）が決勝進出を決め、79kg級の髙橋海大（日体大）は敗者復活戦に回る。

　小野は1回戦で2021年東京オリンピック57kg級優勝のザウール・ウグエフ（AIN=ロシア）を10－2で撃破。2回戦で中国選手、3回戦でフランス選手を下したあと、準決勝で昨年の世界王者ビタリ・アルジャウ（米国）をテクニカルスペリオリティで破った。決勝は、2022年U23世界選手権57kg級2位のアフメト・デュマン（トルコ）と闘う。

▲昨年の世界王者にテクニカルスペリオリティ勝ち。小野正之助（山梨学院大）は圧倒的な強さで決勝に進んだ＝撮影・保高幸子

　青柳はトルコとウクライナの選手にテクニカルスペリオリティで勝ち、準決勝で昨年のU23世界選手権優勝のイナルベク・シェリエフ（AIN＝ロシア）を6－1で破った。金メダルをかける闘いは、昨年74kg級8位のヌルコジャ・カイパノフ（カザフスタン）が相手。

　高橋は、ポーランド選手を破ったあとの3回戦でシニア欧州選手権3位のアブタンディル・ケンチャーゼ（ジョージア）に黒星。相手が決勝に進み、敗者復活戦の道がつながった。

　92kg級の石黒峻士（MTX GOLDKIDS）は1回戦で2021・22年世界王者のカムラン・ガセンプール（イラン）に敗れ、敗者復活戦に回れなかった。

　各選手の成績は下記の通り。

▲青柳善の輔（クリナップ）も3試合を勝ち抜いて決勝へ進んだ＝撮影・保高幸子

男子フリースタイル

　【61kg級】小野正之助（山梨学院大）　　　27選手出場《トーナメント表》
決　勝　Ahmet DUMAN（トルコ）＝31日に実施
準決勝　○［VSU、4:19=12-0］Vitali ARUJAU（米国）
３回戦　○［9-0］Arman ELOYAN（フランス）
２回戦　○［VSU、4:15=12-0］Weiyu LI（中国）
１回戦　○［10-2］Zavur UGUEV（AIN＝ロシア）

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　【70kg級】青柳善の輔（クリナップ）　　　25選手出場《トーナメント表》
決　勝　Nurkozha KAIPANOV（カザフスタン）＝31日に実施
準決勝　○［6-1］Inalbek SHERIEV（AIN）
３回戦　○［VSU、4:26=12-0］Vasyl SHUPTAR（ウクライナ）
２回戦　○［VSU、1:41=11-0］Yasin YESIL（トルコ）
１回戦　　ＢＹＥ

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　【79kg級】髙橋海大（日体大）　　　33選手出場《トーナメント表》
敗復戦　Ibrahim M. YAPRAK（トルコ）＝31日に実施
３回戦　●［VSU、4:16=1-12］Avtandil KENTCHADZE（ジョージア）
２回戦　○［7-1］Andrzej P. SOKALSKI（ポーランド）
１回戦　　ＢＹＥ

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　【92kg級】石黒峻士（MTX GOLDKIDS）　　　29選手出場《トーナメント表》
１回戦　●［0-6］Kamran G. GHASEMPOUR（イラン）

※敗者復活戦へ回れず