※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
悲願の初優勝に馬渕賢司監督の体が宙を舞った
2000年創部の中京学院大は、2003年に一部リーグへ昇格。2005年秋季には3位に躍進した。2008年秋季には最下位となって二部リーグに転落。1季で一部へ復帰し、2010年春季から3季連続で決勝へ進んだものの、いずれも敗れて2位。4度目の決勝進出で悲願の初優勝を遂げた。
3位決定戦は近大が立命館大を下し、1998年秋季に2位になって以来の好成績を挙げた。同大学は昨年のこの大会で最下位となり二部リーグへ転落。今年の春季に優勝して一部リーグに復帰し、この大会が復帰後最初の大会だった。
B組4位の同志社大は7・8位決定戦も敗れて最下位となり、来年春季は二部リーグで闘うことになった。1945年創部で1947年春季からリーグ戦に参加していた同大学は、1963~90年に13度優勝の伝統を持つが、リーグ戦参戦65年目で初めて二部リーグへ転落した。
決勝の5試合目で優勝を決めた中京学院大
八田杯(一部最優秀選手)は財津拓弥(中京学院大)、松井杯(一部敢闘賞)は柳谷将広(徳山大)、小田原杯(二部最優秀選手)は増谷剛(関大)、井川杯(二部敢闘賞)は濱口祐志(九州共立大)がそれぞれ受賞。年間功労賞に贈られる岩野杯は桑木黎(中京学院大)が受賞した。
各試合結果は下記の通り。
《内訳成績・個人賞》
一部リーグ | 二部リーグ | 順位・個人賞 |
◎一部リーグ
【ファイナル】
▼決勝
中京学院大○[5-2]●徳山大
※中京学院大は初優勝
▼3位決定戦
近大○[4-3]●立命館大
▼5・6位決定戦
日本文理大○[5-2]●桃山学院大
▼7・8位決定戦
福岡大○[4-3]●同志社大
------------------------------------------
【Aグループ】
《順位》[1]徳山大 3勝、[2]近大 2勝1敗、[3]日本文理大 1勝2敗、[4]福岡大 3敗
▼3回戦
徳山大○[6-1]●福岡大、近大○[6-1]●日本文理大
▼2回戦
徳山大○[5-2]●日本文理大、近大○[4-3]●福岡大
▼1回戦
徳山大○[5-2]●近大、日本文理大○[4-3]●福岡大
------------------------------------------
【Bグループ】
《順位》[1]中京学院大 3勝、[2]立命館大 2勝1敗、[3]桃山学院大 1勝2敗、[4]同志社大 3敗
▼3回戦
中京学院大○[5-2]●立命館大、桃山学院大○[5-2]●同志社大
▼2回戦
立命館大○[4-3]●同志社大、中京学院大○[6-1]●桃山学院大
▼1回戦
立命館大○[5-2]●桃山学院大、中京学院大○[6-1]●同志社大
◎二部リーグ
《順位》[1]関大 5勝、[2]九州共立大 4勝1敗、[3]帝塚山大 3勝2敗、[4]関学大 2勝3敗、[5]天理大 1勝4敗、[6]大体大 5敗
▼5回戦
九州共立大○[7-0]●帝塚山大、関大○[6-1]●大体大、関学大○[4-3]●天理大
▼4回戦
関大○[6-1]●帝塚山大、九州共立大○[6-1]●関学大、天理大○[4-3]●
▼3回戦
帝塚山大○[4-3]●関学大、関大○[6-1]●天理大、九州共立大○[6-1]●大体大
▼2回戦
帝塚山大○[4-3]●天理大、関学大○[4-2]●大体大、関大○[4-3]●九州共立大
▼1回戦
帝塚山大○[6-1]●大体大、九州共立大○[5-2]●天理大、関大○[5-1]●関学大
◎個人賞
▼八田杯(一部最優秀選手) 財津拓弥(中京学院大)、▼松井杯(一部敢闘賞) 柳谷将広(徳山大)
▼小田原杯(二部最優秀選手) 増谷剛(関大)、▼井川杯(二部敢闘賞) 濱口祐志(九州共立大)
▼岩野杯(年間功労賞) 桑木黎(中京学院大)