2012.12.09

中京学院大が創部13年目で初優勝…西日本学生秋季リーグ戦最終日

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

悲願の初優勝に馬渕賢司監督の体が宙を舞った

 西日本学生秋季リーグ戦最終日は12月9日、大阪・堺市金岡公園体育館で行われ、決勝はB組全勝の中京学院大がA組全勝で3連覇を目指す徳山大を5-2で破り、初優勝を遂げた。

 2000年創部の中京学院大は、2003年に一部リーグへ昇格。2005年秋季には3位に躍進した。2008年秋季には最下位となって二部リーグに転落。1季で一部へ復帰し、2010年春季から3季連続で決勝へ進んだものの、いずれも敗れて2位。4度目の決勝進出で悲願の初優勝を遂げた。

 3位決定戦は近大が立命館大を下し、1998年秋季に2位になって以来の好成績を挙げた。同大学は昨年のこの大会で最下位となり二部リーグへ転落。今年の春季に優勝して一部リーグに復帰し、この大会が復帰後最初の大会だった。

 B組4位の同志社大は7・8位決定戦も敗れて最下位となり、来年春季は二部リーグで闘うことになった。1945年創部で1947年春季からリーグ戦に参加していた同大学は、1963~90年に13度優勝の伝統を持つが、リーグ戦参戦65年目で初めて二部リーグへ転落した。

決勝の5試合目で優勝を決めた中京学院大

 二部リーグは、2010年春の部員の不祥事によって大学が西日本学生連盟などから出場停止処分を受け、今春に解除されて復帰した関大が5戦全勝をマークして優勝した。来年春季は同志社大と入れ替わって一部リーグで闘う。2位は九州共立大、3位は帝塚山大。

 八田杯(一部最優秀選手)は財津拓弥(中京学院大)、松井杯(一部敢闘賞)は柳谷将広(徳山大)、小田原杯(二部最優秀選手)は増谷剛(関大)、井川杯(二部敢闘賞)は濱口祐志(九州共立大)がそれぞれ受賞。年間功労賞に贈られる岩野杯は桑木黎(中京学院大)が受賞した。  

 各試合結果は下記の通り。


《内訳成績・個人賞》

一部リーグ 二部リーグ 順位・個人賞

 ◎一部リーグ

 【ファイナル】

 ▼決勝
中京学院大○[5-2]●徳山大

 ※中京学院大は初優勝

 ▼3位決定戦
近大○[4-3]●立命館大

 ▼5・6位決定戦
日本文理大○[5-2]●桃山学院大

 ▼7・8位決定戦
福岡大○[4-3]●同志社大

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 【Aグループ】

 《順位》[1]徳山大 3勝、[2]近大 2勝1敗、[3]日本文理大 1勝2敗、[4]福岡大 3敗

 ▼3回戦
徳山大○[6-1]●福岡大、近大○[6-1]●日本文理大

 ▼2回戦
徳山大○[5-2]●日本文理大、近大○[4-3]●福岡大

 ▼1回戦
徳山大○[5-2]●近大、日本文理大○[4-3]●福岡大

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 【Bグループ】

 《順位》[1]中京学院大 3勝、[2]立命館大 2勝1敗、[3]桃山学院大 1勝2敗、[4]同志社大 3敗

 ▼3回戦
中京学院大○[5-2]●立命館大、桃山学院大○[5-2]●同志社大

 ▼2回戦
立命館大○[4-3]●同志社大、中京学院大○[6-1]●桃山学院大

 ▼1回戦
立命館大○[5-2]●桃山学院大、中京学院大○[6-1]●同志社大 


 ◎二部リーグ
 
 《順位》[1]関大 5勝、[2]九州共立大 4勝1敗、[3]帝塚山大 3勝2敗、[4]関学大 2勝3敗、[5]天理大 1勝4敗、[6]大体大 5敗

 ▼5回戦
九州共立大○[7-0]●帝塚山大、関大○[6-1]●大体大、関学大○[4-3]●天理大

 ▼4回戦
関大○[6-1]●帝塚山大、九州共立大○[6-1]●関学大、天理大○[4-3]●

 ▼3回戦
帝塚山大○[4-3]●関学大、関大○[6-1]●天理大、九州共立大○[6-1]●大体大

 ▼2回戦
帝塚山大○[4-3]●天理大、関学大○[4-2]●大体大、関大○[4-3]●九州共立大

 ▼1回戦
帝塚山大○[6-1]●大体大、九州共立大○[5-2]●天理大、関大○[5-1]●関学大 


 ◎個人賞

 ▼八田杯(一部最優秀選手) 財津拓弥(中京学院大)、▼松井杯(一部敢闘賞) 柳谷将広(徳山大)

 ▼小田原杯(二部最優秀選手) 増谷剛(関大)、▼井川杯(二部敢闘賞) 濱口祐志(九州共立大)

 ▼岩野杯(年間功労賞) 桑木黎(中京学院大)