※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
【ティラナ(アルバニア)】2024年非オリンピック階級世界選手権は10月28日、アルバニア・ティラナで開幕。男子グレコローマン(全4階級)の準決勝までが行われ、82kg級の吉田泰造(香川・高松北高)が敗者復活戦に回ることになった。
吉田は1回戦で中国選手、2回戦で今年のパンアメリカン選手権優勝でロシア王者の実績もあるソスルカ・コドゾコフ(ブラジル=元ロシア)を、ともにテクニカルスペリオリティで下した。3回戦で2021年東京オリンピック77kg級代表のモハマダリ・ゲラエイ(イラン)と対戦。序盤にリードされ、反撃したが6-14のテクニカルスペリオリティで敗れた。ゲラエイが決勝に進んだことで、敗者復活戦への道がつながり、銅メダルを目指す。
72kg級の清水賢亮(自衛隊)は1回戦を勝ったあと、2回戦で今年の欧州王者のセルチュク・ジャン(トルコ)に黒星。55kg級の岡本景虎(専大クラブ)と63kg級の鈴木絢大(レスター)はともに初戦で敗れ、3選手とも敗者復活戦に回れなかった。
各選手の成績は下記の通り。
▲日本にとっては、ペットボトル投げ入れで因縁のある選手だが(関連記事)、実力は十分。吉田はその強さに敬意を表した=撮影・保高幸子
【55kg級】岡本景虎(専大クラブ) 16選手出場《トーナメント表》
1回戦 ●[1-6]Denis F. MIHAI(ルーマニア)
※敗者復活戦に回れず
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【63kg級】鈴木絢大(レスター) 21選手出場《トーナメント表》
2回戦 ●[3-4]Vitalie ERIOMENCO(モルドバ)
1回戦 BYE
※敗者復活戦に回れず
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【72kg級】清水賢亮(自衛隊) 28選手出場《トーナメント表》
2回戦 ●[1-5]Selcuk CAN(トルコ)
1回戦 ○[VSU、1:43=8-0]Gjete PRENGA(アルバニア)
※敗者復活戦に回れず
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【82kg級】吉田泰造(香川・高松北高) 28選手出場《トーナメント表》
敗復戦 Rohit DAHIYA(インド)とMihail BRADU(モルドバ)の勝者=29日に実施
3回戦 ●[VSU、4:58=6-14]Mohammadali A. GERAEI(イラン)
2回戦 ○[VSU、2:27=9-0]Sosruko KODZOKOV(ブラジル)
1回戦 ○[VSU、3:22=10-0]Zhihuan WANG(中国)