※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(2024年8月9~10日、フランス・パリ)
【男子フリースタイル125kg級】
Petriashvili, Geno(ゲノ・ペトリアシビリ=ジョージア)
1994年4月1日生まれ、30歳。8歳からレスリングを始める。2011年欧州カデット選手権100k級優勝、2011年世界ジュニア選手権120kg級2位と早くから頭角を現す。シニアでも2013年に120kg級で世界選手権3位へ。2015年にも世界選手権125kg級で3位となり、2016年はU23とシニアの欧州選手権を制覇。リオデジャネイロ・オリンピックで銅メダルを獲得した。
2017年はU23欧州選手権で優勝したあと、世界選手権で勝って初の世界一へ。2019年まで勝ち続けて3年連続優勝を達成した。2021年東京オリンピックは決勝のラスト数秒で逆転負けを喫して銀メダル。その後の3度の世界選手権では銀メダルか銅メダルで、世界一への返り咲きはならなかった。パリでは、決勝で昨年の世界王者に追い上げられてヒヤリとしたが、悲願の金メダルを獲得。
■125kg級:ゲノ・ペトリアシビリ(ジョージア)「過去2回のオリンピックでは優勝できなかったので、今回は本当に勝ちたかった。東京では最後の数秒で負けてしまったことを毎日考えていた。精神的にも肉体的にも本当に辛い日々で、すべてのときが本当に辛かった。今日は勝てた。この瞬間を忘れない。素晴らしい瞬間でした。
(決勝は、いったん12-1になって勝利を喜んだが、相手のチャレンジで10ー1となり試合再開)追い上げられて最後の数秒で10-9になったとき、私は『諦めるな』と自分に言い聞かせました。彼よりも私の方が勝ちたい気持ちが強かったのだと思います」
《1回戦~決勝の成績》=トーナメント表
決 勝 ○[10-9]Zare, Amir Hossein Abbas(イラン)
準決勝 ○[7-0]Meshvildishvili, Giorgi(アゼルバイジャン)
2回戦 ○[9-2]Baran, Robert(ポーランド)
1回戦 ○[VSU、5:10=11-0]Khotsianivski, Aleksander(ウクライナ)
[2]Zare, Amir Hossein Abbas(イラン)
[3]Akgul, Taha(トルコ)
[3]Meshvildishvili, Giorgi(アゼルバイジャン)
[5]Lazarev, Aiaal(キルギス)
[5]Baran, Robert(ポーランド)