2024.08.06

【2024年パリ・オリンピック特集】須﨑優衣(キッツ)の話=1回戦終了時

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 

(2024年8月6日、シャン・ド・マルス・アリーナ)


 ■女子50㎏級・須﨑優衣(キッツ=初戦でインドのビネシュ・フォガトに2-3で黒星)「東京オリンピックからの3年間、家族やチームメイトから支えも含め、前回よりも多くの方々に本当に支えてもらっていた。皆さんの時間や皆さんの努力をわたしのせいで全て無駄にしてしまった。申し訳ない気持ちでいっぱいです。相手の戦術にうまくはまってしまって、自分の良さが出せなかった。

 (途中で打開策も考えたけど)行き切れなかった。(行ききれなかった部分について)まだそこまで整理ができていない。しっかり整理したいと思います。調子の方はすごくよかった。(減量も)うまくいきました。いまのわたしはオリンピック・チャンピオンになる器ではなかったんだと思います。何が足りなかったのか、いまは分からない。しっかりと見つめ直して、またいつかオリンピック・チャンピオンになれる日を目指して闘いたいと思います(涙声)。

 (残り30秒での相手のアタックを受け止めるのは難しかった?)そうですね。負けるパターンにはまってしまったなという感じです。ビネシュ選手とは初めての対戦だったので、どういうタイプか分からなかった。自分がやるべきことを出さなかったので、ああいう試合になってしまったんだと思います」

▲敗れても、一礼してマットを下りた須﨑優衣(キッツ)