※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2024年U20アジア選手権最終日は7月24日、タイ・シラチャで男子フリースタイル5階級が行われ、61kg級の西内悠人(日体大)が優勝した。
一昨年、昨年のU20世界チャンピオンの西内は、1回戦でトルクメニスタン選手を破ったあと、2回戦でシニアの国際舞台でも闘っているアブディヌール・ヌルランベク(カザフスタン)に6-2で勝利。準決勝でインド選手を破ったあと、決勝で2022年U17アジア選手権55kg級3位のアスカト・トクトマトフ(キルギス)をテクニカルスペリオリティで破り、世界王者の強さを見せた。
3位決定戦に進んだ86kg級の岡澤ナツラ(神奈川・慶應義塾高)は中国選手に敗れて5位。74kg級の飯塚康太(神奈川大)、92kg級の植木優斗(東洋大)、125kg級の織山昭成(中大)は、いずれも1回戦で敗れ、敗者復活戦に回れなかった。
全日程を終了し、「金1・銅2」を獲得。コロナ禍前の2019年以来のチャンピオンは生まれたが、メダル数は昨年の5個(銀2・銅3)に及ばなかった。国別対抗得点は昨年の5位から順位を下げて7位だった。優勝は5階級優勝のイランで、カザフスタン、ウズベキスタンが続いた。
各選手の成績は下記の通り。
【61kg級】西内悠人(日体大) 優勝=14選手出場《トーナメント表》
決 勝 ○[VSU、2:12=10-0]Askat Z. TOKTOMATOV(キルギス)
準決勝 ○[VSU、1:59=11-0]Bhuvanesh BHUVANESH(インド)
2回戦 ○[6-2]Abdinur NURLANBEK(カザフスタン)
1回戦 ○[VSU、3:40=10-0]Amir HAMAYUN(トルクメニスタン)
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【74kg級】飯塚康太(神奈川大) 9位=13選手出場《トーナメント表》
1回戦 ●[VSU、5:46=1-12]Yegor ANCHUGIN(カザフスタン)
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【86kg級】岡澤ナツラ(神奈川・慶應義塾高) 5位=10選手出場《トーナメント表》
3決戦 ●[4-7]Pengcheng WANG(中国)
2回戦 ●[2-4]Abolfazl Y. RAHMANI FIROUZJAEI(イラン)
1回戦 BYE
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【92kg級】植木優斗(東洋大) 8位=12選手出場《トーナメント表》
1回戦 ●[1-4]Nikhil DAHIYA(インド)
※敗者復活戦へ回れず
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【125kg級】織山昭成(中大) 7位=11選手出場《トーナメント表》
2回戦 ●[VSU、0:56=0-10]Dongak, Sulde(キルギス)
1回戦 ○[フォール、2:17=11-5]Warnakula Weerasooriya, Desandu(スリランカ)
※敗者復活戦へ回れず
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《国別対抗得点》
[1]イラン 201点、[2]カザフスタン 150点、[3]ウズベキスタン 136点、[4]インド 133点、[5]キルギス 116点、[6]モンゴル 111点、[7]日本 101点、[8]中国 53点