※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2024年風間杯全国高校選抜大会は3月27日(水)~29日(金)、新潟・新潟市東総合スポーツセンターで予定され、個人戦は51kg級の赤木烈王(兵庫・猪名川)、80kg級の吉田泰造(香川・高松北)、125kg級の藤田宝星(埼玉・花咲徳栄)の3選手が連覇を目指す。
各階級の見どころを探った。
3月27日(水) 学校対抗戦(1回戦~3回戦)
28日(木) 学校対抗戦(準々決勝~決勝)/個人戦(1回戦~2回戦)
29日(金) 個人戦(3回戦~決勝)
【51kg級】《トーナメント表》
昨年優勝の赤木烈王(兵庫・猪名川)は、インターハイ、国体も勝って高校三冠王に輝き、U17アジア選手権でも優勝するなど国際舞台でも通用する実力を見せた。今シーズンの最初の大会を順調に勝ち抜くか。
関東予選1位の椎名遥玖(東京・文化学園大杉並)、同2位の坂本広(東京・自由ヶ丘学園)の関東勢、インターハイ3位の稻川瑛太(帯広北)、グレコローマンで国体王者の宮原拓海(佐賀・鳥栖工)が赤木の連覇を阻止できるか。
《各地区大会優勝選手》
【北海道】稻川瑛太(帯広北)、【東北】下村武靖(福島・喜多方桐桜)、【関東】椎名遥玖(東京・文化学園大杉並)、【北信越】日浦颯毘(福井・敦賀気比)、【東海】山田謙心(三重・いなべ総合学園)、【近畿】赤木烈王(兵庫・猪名川)、【中国】深川智史(岡山・おかやま山陽)、【四国】川本善太郎(愛媛・今治西)、【九州・沖縄】宮原拓海(佐賀・鳥栖工)、【開催県】長谷川太一(八海)
【55kg級】《トーナメント表》
51kg級でインターハイ3位、U17世界選手権優勝の小川大和(長崎・島原)が階級を上げて全国王者を目指す。九州予選で4試合を快勝して試運転は成功。
関東予選を勝ち抜いた北出幸也(千葉・日体大柏)、昨年の国体3位で東北予選優勝の山鹿辰士(秋田・秋田商)、近畿予選優勝の北村春斗(兵庫・猪名川)らが、U17世界王者の進撃を防げるか。
《各地区大会優勝選手》
【北海道】妹尾優篤(帯広北)、【東北】山鹿辰士(秋田・秋田商)、【関東】北出幸也(千葉・日体大柏)、【北信越】稲岡力空(富山・高岡向陵)、【東海】満永大楽(愛知・星城)、【近畿】北村春斗(兵庫・猪名川)、【中国】内田勇作(山口・柳井学園)、【四国】西川流央(香川・多度津)、【九州・沖縄】小川大和(長崎・島原)、【開催県】上村隆太郎(八海)
【60kg級】《トーナメント表》
昨年のインターハイ2位の下田瑛太(高知・高知国際)、同3位の野口佳祐(北海道・帯広北)が全国制覇を目指す。お互いに勝ち上がれば決勝で対戦する。
グレコローマンでU17アジア選手権3位の実績を持ち、関東予選を制した八隅士和(東京・自由ヶ丘学園)、九州予選を勝った花原大翔(佐賀・鳥栖工)、近畿予選を勝ち抜いた伊藤優隼(京都・丹後緑風)らが優勝争いに加わるか。
《各地区大会優勝選手》
【北海道】野口佳祐(帯広北)、【東北】久田虎徹(青森・八戸工大一)、【関東】八隅士和(東京・自由ヶ丘学園)、【北信越】依田晴樹(長野・上田西)、【東海】阿部貫太(静岡・飛龍)、【近畿】伊藤優隼(京都・丹後緑風)、【中国】黒田亜武瑠(島根・松江工)、【四国】下田瑛太(高知・高知国際)、【九州・沖縄】花原大翔(佐賀・鳥栖工)、【開催県】鈴木晴人(八海)
【65kg級】《トーナメント表》
昨年のインターハイ3位で国体を制した松原拓郎(佐賀・鳥栖工)が勝ち抜くか。関東予選を制した吉田煌(埼玉・花咲徳栄)、吉田に惜敗したが全国少年少女選手権5連覇などの実績を持つ安威永太郎(東京・文化学園大杉並)、近畿大会を制した辻田陽咲(大阪・大体大浪商)らとの争いが予想される。
《各地区大会優勝選手》
【北海道】小林冴祐(帯広北)、【東北】加成真之介(秋田・秋田商)、【関東】吉田煌(埼玉・花咲徳栄)、【北信越】前田樹大(富山・高岡向陵)、【東海】志村僚眞(静岡・飛龍)、【近畿】辻田陽咲(大阪・大体大浪商)、【中国】本田悠仁(山口・豊浦)、【四国】竹本颯汰(高知・高知工)、【九州・沖縄】松原拓郎(佐賀・鳥栖工)、【開催県】及川統大(八海)
【71kg級】《トーナメント表》
九州予選の決勝を争った伊藤海里と三浦修矢(ともに佐賀・鳥栖工)の同門決勝が、再び展開されるか。伊藤は昨年60kg級で3位、インターハイは71kg級で3位、三浦は昨年71kg級3位で、国体グレコローマン71kg級で優勝。ともに実績は十分。
昨年の国体3位で東海予選を制した神谷樹生(三重・いなべ総合学園)、関東予選を勝った髙根澤虎白(東京・帝京/JOCエリートアカデミー)、近畿予選1位の江口翼(京都・丹後緑風)らが優勝戦線に浮上するか。
《各地区大会優勝選手》
【北海道】坂本柊(帯広北)、【東北】伊藤慎人(岩手・盛岡工)、【関東】高根澤虎白(東京・帝京)、【北信越】大門大翔(石川・志賀)、【東海】神谷樹生(三重・いなべ総合学園)、【近畿】江口翼(京都・丹後緑風)、【中国】寺崎広都(岡山・倉敷鷲羽)、【四国】矢野安章(愛媛・今治工)、【九州・沖縄】伊藤海里(佐賀・鳥栖工)、【開催県】山田亮清(八海)
【80kg級】《トーナメント表》
昨年、グレコローマンでU17世界王者に輝いた吉田泰造(香川・高松北)は、この大会での優勝が弾みとなった。両スタイルで通用する実力を見せてくれるか。
昨年のインターハイ2位の水崎竣介(京都・丹後緑風)、昨年のアジア・ユース大会優勝で関東予選を勝ち抜いた岡澤ナツラ(神奈川・慶應義塾)が、どこまで粘れるか。
《各地区大会優勝選手》
【北海道】田澤聡志(帯広北)、【東北】吉田拓真(青森・八戸工大一)、【関東】岡澤ナツラ(神奈川・慶應義塾)、【北信越】辻????川耕平(福井・福井農林)、【東海】山崎魁良(三重・いなべ総合学園)、【近畿】水崎竣介(京都・丹後緑風)、【中国】内藤莉久(岡山・おかやま山陽)、【四国】吉田泰造(香川・高松北)、【九州・沖縄】白川大虎(佐賀・鳥栖工)、【開催県】富所暖(八海)
【92kg級】《トーナメント表》
昨年、125kg級で2位だった福島煌天(栃木・足利大附)が、階級を下げて関東予選に出場し、4試合を無失点で勝ち抜いた。その勢いで全国制覇なるか。
昨年のインターハイ3位で北信越予選を制した淺野称志(長野・上田西)、グレコローマンでU17世界選手権出場の小玉龍舞(高知・高岡)らが、その行く手に立ちはだかるか。
《各地区大会優勝選手》
【北海道】鳥井海志(帯広北)、【東北】浅田心穏(青森・青森商)、【関東】福島煌天(栃木・足利大附)、【北信越】淺野称志(長野・上田西)、【東海】丹下愛大(愛知・星城)、【近畿】春成飛翔(兵庫・神戸高塚)、【中国】俵風五(広島・賀茂)、【四国】小玉龍舞(高知・高岡)、【九州・沖縄】吉田悠耶(佐賀・鳥栖工)
【125kg級】《トーナメント表》
昨年の大会を制し、その後の大会も勝って高校三冠王者に輝いた藤田宝星(埼玉・花咲徳栄)が圧勝で二連覇を達成するか。昨年は1試合のみ、2-1の試合があった。今年は無失点の圧勝続きを目指すか。
グレコローマンでU17世界選手権出場の片松龍誠(香川・高松北)、インターハイ5位の乾志音(茨城・土浦日大)、国体5位で九州予選を制した長谷川陸(福岡・築上西)らが、どこまでその牙城に迫れるか。
《各地区大会優勝選手》
【北海道】上中屋敷航太(千歳北陽)、【東北】山本侑季(福島・喜多方桐桜)、【関東】藤田宝星(埼玉・花咲徳栄)、【北信越】金井慎之助(長野・佐久平総合技術)、【東海】小嶋隼(岐阜・岐南工)、【近畿】長谷川大和(大阪・大体大浪商)、【中国】岡本康志(岡山・高松農)、【四国】片松龍誠(香川・高松北)、【九州・沖縄】長谷川陸(福岡・築上西)