※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
来年のロンド五輪の出場予選を兼ねた2011年世界選手権は9月12日からトルコ・イスタンブールで始まる。11日には第1日に行われる男子グレコローマン3階級の計量と組み合わせ抽選が行われ、下記の通りの組み合わせとなった。
優勝も期待される55kg級の長谷川恒平(福一漁業)は、1回戦は試合がなく、2回戦はフィリピン選手と対戦。勝つと、3回戦(準々決勝)で昨年5位のバレンチン・ベンコフ(ブルガリア)と今年のゴールデンGP決勝大会優勝のロブシャン・バイラモフ(アゼルバイジャン)の勝者と対戦となり、ここが大きなヤマ場となると思われる。
世界選手権5連覇中のハミド・スーリヤン(イラン)は出場せず、昨年2位のチョイ・ギュンジン(韓国)、同3位で長谷川が敗れたロマン・アモヤン(アルメニア)、ベッカン・マンキエフ(ロシア)は反対ブロックとなった。
比較的恵まれた組み合わせとなった感があるが、長谷川は「優勝するには、どんな組み合わせでも同じです」と、一戦ごとに全力投球の構え。コンディションつくりは過去2度の世界選手権以上に順調に進んできたという。
66kg級の岡本佑士(警視庁)は1回戦でアメリカンサモアの選手が相手だが、2回戦では昨年2位のアルメン・バルダニヤン(ウクライナ)との対戦となりそう。96kg級の有薗拓真(山梨学院大)は今年の欧州3位のシャルバ・ガダバーゼ(アゼルバイジャン)と初戦を闘う。
各選手の対戦相手は下記の通り。
◎男子グレコローマン
【55kg級】長谷川恒平(福一漁業) 37選手出場
1回戦 BYE
2回戦 ANGANA, Margarito Jr(フィリピン)
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【66kg級】岡本佑士(警視庁) 52選手出場
1回戦 SCANLAN, Caleb Tunoa Irving(アメリカン・サモア)
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【96kg級】有薗拓真(山梨学院大) 44選手出場
1回戦 GADABADZE, Shalva(アゼルバイジャン)