※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(2023年9月16~24日、セルビア・ベオグラード)
【女子50kg級】
須﨑優衣(Susaki, Yui=日本)
※略歴は《世界選手権代表選手略歴》参照
■須﨑優衣の話「4年前、東京オリンピック前年の世界選手権に出られなくて悔しい思いをしました。その悔しさは、オリンピック・チャンピオンになっても忘れられない。だからこそ、絶対に(この世界選手権でオリンピック出場の)権利を獲得してパリに行こう、という気持ちをずっと持っていました。この大会でしか、4年前の悔しさは晴らせないと思いました。
(右ひざ靱帯負傷のため、大会に向けてしっかり調整できなかったことを明らかにし)世界選手権の前に男子バスケットボール・チームがパリ・オリンピックの出場を決めて、そのときにトム・ホーバス監督が『信じる、ビリーブ』ということを言っていました。苦しい状況のときに姉が画像を送ってくれ、『私たちは優衣のことを信じている。苦しいことがあっても、優衣だからこそできると思う。私たちは優衣が世界チャンピオンになってパリ・オリンピックに行けるってことを信じている』と伝えてくれました。その言葉が自分の力になりました。信じる気持ちが、今回の世界チャンピオンになれた理由だと思います。
パリ・オリンピックの年は、プレッシャーやその他の難しい状況もあると思いますが、すべてが楽しみです。パリでは必ず2連覇を達成したいと思っています」
《1回戦~決勝の成績》=トーナメント表
決 勝 ○[テクニカルスペリオリティ、1:29=10-0]Dolgorjav, Otgonjargal(モンゴル)
準決勝 ○[8-2]Feng, Ziqi(中国)
3回戦 ○[フォール、0:43=4-0]Grigore Vuc, Alina Emilia(ルーマニア)
2回戦 ○[テクニカルスペリオリティ、1:36=12-1]Cardozo Rey, Alisson Camila(コロンビア)
1回戦 BYE
【表彰式】
[2]Dolgorjav, Otgonjargal(モンゴル)
[3]Feng, Ziqi(中国)
[3]Hildebrandt, Sarah Ann(米国)
[5]★Demirhan Yavuz, Evin(トルコ)
[5]Cardozo Rey, Alisson Camila(コロンビア)
※オリンピック出場枠は1~3位と、★印の5位選手が獲得