※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
【ベオグラード(セルビア)】2023年世界選手権第7日は9月22日、当地で新たに男子グレコローマン4階級を開始。準決勝までが行われ、60kg級の文田健一郎(ミキハウス)が5試合を勝ち抜いて決勝進出を決めた。23日朝の計量をパスした段階で2位以上が確定し、日本協会の定めた規定によって来年のパリ・オリンピックの代表に内定する。72kg級の原田真吾(ソネット)は3位決定戦へ回る。
文田は、1回戦で2021年世界王者のビクトル・シオバヌ(モルドバ)に3-1で勝利。エストニア、UWW(インド)、中国の選手を連破。準決勝で欧州王者の実績を持つゲボルグ・ガリビャン(アルメニア)を破った。決勝は、昨年の世界王者で今年のアジア選手権も制しているジョラマン・シャルシェンベコフ(キルギス)と闘う。
今大会が初の国際大会の原田は、モルドバとジョージアの選手を連破する好スタートで、準々決勝で昨年2位のウルビ・ガニザデ(アゼルバイジャン)を破る殊勲を挙げた。しかし準決勝で昨年の欧州王者のロバート・フリチ(ハンガリー)に敗れ、銅メダルを目指す。
97kg級の奈良勇太(警視庁)は1回戦で敗れ、敗者復活戦に回れなかった。
各選手の成績は下記の通り。
【60kg級】文田健一郎(ミキハウス) 40選手出場《トーナメント表》
決 勝 Zholaman Sharshenbekov(キルギス)=23日に実施
準決勝 ○[5-1]Gevorg Gharibyan(アルメニア)
準々決勝 ○[3-1]Liguo Cao(中国)
3回戦 ○[6-1]Manish Manish(UWW=インド)
2回戦 ○[5-1]Helary Maegisalu(エストニア)
1回戦 ○[3-1]Victor Ciobanu(モルドバ)
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【72kg級】原田真吾(ソネット) 24選手出場《トーナメント表》
3決戦=Ali Feizollah Arsalan(セルビア)とJamol Jumabaev(ウズベキスタン)の勝者、23日に実施
準決勝 ●Robert Attila Fritsch(ハンガリー)
準々決勝 ○[6-4]Ulvi Ganizade(アゼルバイジャン)
2回戦 ○[負傷棄権、2:19=1-0]Ramaz Zoidze(ジョージア)
1回戦 ○[6-2]Daniel Cataraga(モルドバ)
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【97kg級】奈良勇太(警視庁) 37選手出場《トーナメント表》
1回戦 ●[テクニカルスペリオリティ、0-8]Arvi Martin Savolainen(フィンランド)
※敗者復活戦へ回れず