【2023年世界選手権・展望（6）】2年連続2位のモハマド・ノホディラリミ（イラン）の悲願なるか…男子フリースタイル79kg級

（2023年9月16～24日、セルビア・ベオグラード）

男子フリースタイル79kg級（9月17日開始、18日にファイナル）

　第1シードは2021・22年の2年連続で2位のモハマド・ノホディラリミ（イラン）。ともに世界一を阻んだのはジョーダン・バローズ（米国）。バローズは国内予選で敗れて出場しないので、このチャンスを何が何でも生かしたいところ。

▲“銀メダル・コレクター”の返上に挑むモハマド・ノホディラリミ（イラン）＝2022年世界選手権

　第2シードは2022年U23世界選手権優勝ののウラディメリ・ガムクレリーゼ（ジョージア）。今年のU23欧州選手権は2位だったが、シニアの欧州選手権は8位。優勝するには、もうワンランク・アップの実力が必要か。第3シードのアルマン・アバギャン（アルメニア）も今年の欧州選手権は5位の選手で、トップレベルとは言い難い。第5シードで今年のアジア選手権5位のボラト・サカエフ（カザフスタン）の方が上位を目指す力を持っているか。

　79kg級が新設された2018年以降の4度の世界選手権を制しているのが米国。2年連続世界王者のバローズを破って出てくるチャンドラー・マーステラーは、まだ国際大会の優勝はない選手。世界王者を破った実力で初の国際大会制覇なるか。

シード選手（8月現在＝最終エントリーで変わる場合があります）

No.1 – Mohammad NOKHODILARIMI（イラン）＝2022年世界選手権2位
No.2 – Vladimeri GAMKRELIDZE（ジョージア）
No.3 – Arman AVAGYAN（アルメニア）
No.4 – Chandler MARSTELLER（米国）
No.5 – Bolat SAKAYEV（カザフスタン）＝2023年アジア選手権優勝
No.6 – Akhsarbek GULAEV（スロバキア）
No.7 – Deepak DEEPAK（インド）＝2023年アジア選手権3位
No.8 – Peilong LI（中国）

エントリー選手（8月現在＝最終エントリーで変わる場合があります）

三輪優翔（ALSOK）
Andrei KARPACH (AIN)
Chems FETAIRIA (ALG)
Francisco KADIMA (ANG)
Arman AVAGYAN (ARM)
Orkhan ABASOV (AZE)
Mihail GEORGIEV (BUL)
Jasmit PHULKA (CAN)
Peilong LI (CHN)
Vladimeri GAMKRELIDZE (GEO)
Mohammad NOKHODI (IRI)
Bolat SAKAYEV (KAZ)
Gunwoo LEE (KOR)
Alans AMIROVS (LAT)
Raul PALACIOS (MEX)
Byambadorj BAT ERDENE (MGL)
Stefan DIMITROV (MKD)
Krisztian BIRO (ROU)
Zaur EFENDIEV (SRB)
Akhsarbek GULAEV (SVK)
Shuhrat BOZOROV (TJK)
Gurbanmyrat OVEZBERDIYEV (TKM)
Ramazan SARI (TUR)
Vasyl MYKHAILOV (UKR)
Chandler MARSTELLER (USA)
Sachin MOR (UWW)
Iman MAHDAVI (UWW)