【記録】各世代のアジア＆世界選手権・W杯／最近10年間の団体戦成績

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

　7月31日～8月6日にトルコ・イスタンブールで行われたU17世界選手権の男子フリースタイルでは、2選手が優勝し、国別対抗得点で大会史上最高の3位に入った。最近10年間の各スタイル、各世代の団体成績は下記の通り（注＝スマホでは見づらいと思われますので、パソコンでご覧ください）。

　男子フリースタイルでは、昨年のシニアの世界選手権（セルビア）で1967年以来という“3強入り”を果たし、今年4月のアジア選手権（カザフスタン）ではイランを上回る2位に入った（優勝はカザフスタン）。今夏は、前述のU17世界選手権3位に加え、U20世界選手権（ヨルダン）で2019年大会に並ぶ最高タイの4位に入るなど上昇ムードだ。

▲U17世界選手権で初めて3位入賞を成し遂げた男子フリースタイル・チーム＝UWWサイトより

　女子は、2015年と2019年にはワールドカップを含めて出場した全大会で優勝する強さを見せた（注＝2019年は、U23アジア選手権に出場していない）。コロナ禍が明けてから、「2位」がいくつかある。「2位」で“不振”と表現するのは語弊があるが、“優勝が当然”という強さを見せてきただけに、グランドスラムの再現が期待される。

　男子グレコローマンは、やはり若い世代で厳しい成績が続いている。上の世代では、2019年のシニア選手権（カザフスタン）で優勝2選手（文田健一郎、太田忍）を輩出して6位に入賞し、ソ連が分裂してから最高の成績をマーク。昨年のU23世界選手権（スペイン）では、アゼルバイジャンと同得点の5位（優勝選手数の差）に入るなど、明るい材料はある。

女子

※2016年世界選手権は非オリンピック階級（2階級）の大会のため、国別対抗得点の表彰はなし。U23アジア選手権には出場なし

男子フリースタイル

※2016年世界選手権は非オリンピック階級（2階級）の大会のため、国別対抗得点の表彰はなし。U23アジア選手権には出場なし

男子グレコローマン

※※2016年世界選手権は非オリンピック階級（2階級）の大会のため、国別対抗得点の表彰はなし。U15・U23アジア選手権は出場なし