2023.08.05

3選手が優勝、8大会連続で団体世界一へ…2023年U17世界選手権・第5日(1)

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 

 2023年U17世界選手権第5日は8月4日、トルコ・イスタンブールで前日開始の女子5階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、決勝に進んだ40kg級の阿久津こはる(福島・ふたば未来学園中)、46kg級の升田夏実(京都・海洋高)、53kg級の尾西桜(埼玉・埼玉栄高)が優勝、61kg級の小野こなみ(東京・日本体育大学桜華高)が銀メダルを獲得した。

▲昨年の2位をはね返して優勝の尾西桜(埼玉・埼玉栄高)=UWWサイトより

 阿久津は、U17アジア選手権優勝のラチャナ(インド)を4-3で破って優勝。初の国際大会を制した。升田は、昨年40kg級優勝で今年のU17アジア選手権2位のムスカン(インド)に11-6で勝利。昨年のU17アジア選手権49kg級2位に続き、国際大会で初の優勝を飾った。

 昨年2位だった尾西は、U17欧州選手権2位のオルガ・オフチンニコワ(AIN=ロシア)にテクニカルフォール勝ち。5試合を無失点で勝ち抜き、昨年の成績を上回った。2019年U15アジア選手権優勝以来の国際大会の優勝。

 小野は昨年優勝、今年のU17アジア選手権優勝のサビタ・サビタ(インド)に6-9で敗れ、優勝を逃した。

 女子は全日程を終了。前日と合わせて6選手が優勝し、「銀2」を獲得。昨年の3階級優勝を上回り、2019年の6階級制覇に並んだ。国別対抗得点では200点をマークし、米国の122点に大差をつけて優勝。2021年大会に出場していないので連続優勝にはならないが、出場した大会は8大会連続で世界一。

 各選手の成績は下記の通り。

▲初の国際大会で優勝の阿久津こはる(福島・ふたば未来学園中)=同

▲国際大会初優勝の升田夏実(京都・海洋高)=同


※小文字は前日に実施

女子

 【40kg級】阿久津こはる(福島・ふたば未来学園中)   優勝=10選手エントリー《トーナメント表》
決 勝 ○[4-3]Rachana RACHANA(インド)
準決勝 ○[4-1]Klara WINKLER(ドイツ)
2回戦 ○[6-2]Shokhista SHONAZAROVA(ウズベキスタン)
1回戦  BYE

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 【46kg級】升田夏実(京都・海洋高)   優勝=13選手エントリー《トーナメント表》
決 勝 ○[11-6]Muskan MUSKAN(インド)
準決勝 ○[Tフォール、3:38=12-2]Daniella Tara HOSSEIN BEKY(ノルウェー)
2回戦 ○[7-0]Josephine WRENSCH(ドイツ)
1回戦 ○[Tフォール、2:28=11-0]Hava KONCA(トルコ)

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 【53kg級】尾西桜(埼玉・埼玉栄高)   優勝=20選手エントリー《トーナメント表》
決 勝 ○[Tフォール、0:46=10-0]Olga OVCHINNIKOVA(AIN=ロシア)
準決勝 ○[Tフォール、1:18=11-0]Fabiana RINELLA(イタリア)
3回戦 ○[6-0]Karlee Sayuri Tadlas Kalia Kaia BROOKS(米国)
2回戦 ○[Tフォール、1:04=10-0]Bayasgalan MONGOLKHUU(モンゴル)
1回戦 ○[Tフォール、1:55=10-0]Liliana KAPUVARI(ハンガリー)

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 【61kg級】小野こなみ(東京・日本体育大学桜華高)   2位=20選手エントリー《トーナメント表》
決 勝 ●[6-9]Savita SAVITA(インド)
準決勝 ○[フォール、1:11=4-0]Leah Melina Falkeid SAMSONSEN(ノルウェー)
3回戦 ○[Tフォール、1:09=10-0]Eda BALAZS(ハンガリー)
2回戦 ○[Tフォール、2:52=11-0]Leonie STEIGERT(ドイツ)
1回戦 ○[Tフォール、1:32=10-0]Leana Aurore Clara SIERRA(フランス)


《以下、前日に全試合終了=順位を記載》

 【69kg級】坂井愛(岐阜・岐阜工高)   17位=17選手エントリー《トーナメント表》
2回戦 ●[Tフォール、1:48=0-12]Jasmine Dolores ROBINSON(米国)
1回戦  BYE

※敗者復活戦へ回れず