2012.10.01

【世界女子選手権・談話】55kg級・吉田沙保里(ALSOK)一夜明け

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 ■世界13連覇達成翌朝の吉田沙保里(ALSOK)の話「時差ぼけと興奮で3時間しか寝られませんでした。13連覇したのかな、という感じで、そんなに実感が湧きません。まだ(他の選手の)試合が残っているし、日本に帰ってからの方がうれしさが倍増すると思います。メールとか入っているので、日本でもニュースで流れているんだな、と感じます。これから実感が湧くと思います。

 日本の皆さんに元気とか勇気とかを与えられたかな、と思うと、うれしいです。特に東北の皆さんですね。スポーツ選手ができるのは、これしかないですね。

 14連覇? まだ目指すとは言っていないですよ。出るなら目指す、ということで。目標がないと、できないですからね。13連覇で(優勝回数の)世界一に登りつめたので、今後はスピードゆるめて、楽しみながらやります。全日本選手権の出場は未定。休むか、そこまで休んで大会には出るか、決めていません。

 現役はやれるまでやります。勝てるのに引退するのはもったいないですよ。(東京開催の可能性がある)2020年? 勝ち続ければやっているでしょう。『出る気たっぷり』なんて書くんでしょ、言わせないでよ!」