2012.10.01

【世界女子選手権・談話】栄和人監督(至学館大)総括

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

国別対抗得点2位の日本チーム

 ■栄和人監督(至学館大教)の話(金メダル1、団体2位の成績について)「初日、取るべき階級で取れなかったことが、ちょっと響いたかな。メダルを取れる選手が、あと3人はいた。メダルは少なかったけど、団体2位という結果は全体の力はあるからだと思う。吉田が30歳になろうとしても挑戦し、自分にプレッシャーをかけて全力を出して闘ってくれた。強い選手が全力を出して闘うから勝てることを見習ってほしい。

 全階級メダルを取った年もあったけど、今回は吉田1人しか勝てなかった。ベテランから若手に本当に変えて行かなければならない時期。初出場の選手が多い大会だが、何かが見えてきた、という感じ。登坂の頑張りが一番明るい材料かな。オリンピック階級でメダルを取れたのは大きかった。48kg級には登坂と入江(ゆき=九州共立大)のほか、世界で通じる選手が何人かいる。新しい歴史を目指して頑張ってほしい。

 (7階級制になって金1は最小だが)初出場5人も初めてじゃない? 来年、こういうことがあれば問題。来年は金1個とはしない」