※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2023年U17アジア選手権第2日は6月11日、キルギス・ビシュケクで男子グレコローマン3階級と女子5階級が行われ、女子46kg級で片岡優(千葉・チームリバーサル)が優勝し、40kg級の志貴瑠那(愛知・知立東高)が銀メダル、61kg級の野口紗英(北海道・帯広北高)が銅メダルを獲得した。
片岡は1回戦で昨年43kg級2位のウズベキスタン選手、準決勝で中国選手を破って決勝へ進出。昨年のアジア&世界選手権40kg級優勝のムスカン(インド)と対戦し、序盤で6点を先制。最後は6-2で振り切り、初の国際大会を飾った。
志貴はノルディック方式の予選リーグと準決勝を勝ち上がって決勝へ進んだが、新鋭のラチャナ(インド)に0-6で敗れ、2019年U15アジア選手権と同じ銀メダルに終わった。
野口は準決勝で昨年のアジア&世界選手権優勝のサビタ(インド)に黒星。その後の3位決定戦でモンゴル選手を破った。今年は2月のクリッパン女子国際大会(スウェーデン)U17-57kg級銀メダルに続く国際大会のメダル獲得。
53kg級の木宮静香(兵庫・芦屋学園高)は3位決定戦に進んだものの、敗れて5位。69kg級の伊藤愛里(愛知・至学館高)は初戦の2回戦で敗れ、敗者復活戦へ回れなかった。
男子グレコローマンでは、65kg級の大畑秀斗(大分・日本文理大附高)、71kg級の田中陸(千葉・日体大柏高)、80kg級の堤大智(岐阜・高山西高)の3選手とも初戦で敗れ、敗者復活戦に回れなかった。
同スタイルが全日程を終了し、日本は軽量5階級で銅メダルを獲得。国別対抗得点は97点で、昨年の7位を上回る6位。4階級を制したイランが188点で優勝し、同じ4階級優勝のキルギスが176点で2位。3位は2階級制覇で151点のウズベキスタンだった。
各選手の成績は下記の通り。
【65kg級】大畑秀斗(大分・日本文理大附高) 11位=12選手出場《トーナメント表》
1回戦 ●[Tフォール、2:31=0-9]Islombek KARIMJONOV(ウズベキスタン)
※敗者復活戦に回れず
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【71kg級】田中陸(千葉・日体大柏高) 9位=10選手出場《トーナメント表》
2回戦 ●[Tフォール、0:40=0-9]Idrees Zeyad Ramzi JAF(イラク)
1回戦 BYE
※敗者復活戦に回れず
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【80kg級】堤大智(岐阜・高山西高) 8位=9選手出場《トーナメント表》
2回戦 ●[1-4]Muslim MAMYROV(キルギス)
1回戦 BYE
※敗者復活戦に回れず
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《国別対抗得点》
[1]イラン 188点、[2]キルギス 176点、[3]ウズベキスタン 151点、[4]カザフスタン 141点、[5]インド 128点、[6]日本 97点、[7]韓国 78点、[8]イラク 39点
【40kg級】志貴瑠那(愛知・知立東高) 2位=6選手出場《トーナメント表》
決 勝 ●[0-6]Rachana RACHANA(インド)
準 決 勝 ○[Tフォール、2:14=13-2]Anel BURKUTBAYEVA(カザフスタン)
予選リーグ3回戦 ○[4-2]Shokhista SHONAZAROVA(ウズベキスタン)
予選リーグ2回戦 ○[Tフォール、0:29=10-0]Myagmarsukh DAVAADORJ(モンゴル)
予選リーグ1回戦 BYE
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【46kg級】片岡優(千葉・チームリバーサル) 優勝=8選手出場《トーナメント表》
決 勝 ○[6-2]Muskan MUSKAN(インド)
準決勝 ○[13-10]Xiaole HAN(中国)
1回戦 ○[12-4]Gulnura RUSLANOVA(ウズベキスタン)
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【53kg級】木宮静香(兵庫・芦屋学園高) 5位=9選手出場《トーナメント表》
3決戦 ●[フォール、3:35=2-6]Aziza SHUMKAROVA(キルギス)
準決勝 ●[4-5]Sakibjamal ESBOSYNOVA(ウズベキスタン)
2回戦 ○[Tフォール、0:58=10-0]Yi Hsuan TSENG(台湾)
1回戦 BYE
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【61kg級】野口紗英(北海道・帯広北高) 3位=9選手出場《トーナメント表》
3決戦 ○[8-3]Munkhchimeg URJIN(モンゴル)
準決勝 ●[2-7]Savita SAVITA(インド)
2回戦 ○[Tフォール、11-1]Durdona SAIDOVA(ウズベキスタン)
1回戦 BYE
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【69kg級】伊藤愛里(愛知・至学館高) 8位=9選手出場《トーナメント表》
2回戦 ●[2-4]Azzaya ERDENEBILEG(モンゴル)
1回戦 BYE
※敗者復活戦に回れず